小林可夢偉-対談全録【尼崎市役所 訪問】
12月21日、尼崎市役所へ表敬訪問しか可夢偉は、稲村和美 尼崎市長、白井前市長と共に対談を行った。
◆可夢偉が再び尼崎市役所へ◆
稲村和美 尼崎市長(以下、稲村市長):よろしくお願いします。どうぞ、お座りください。
白井文 前尼崎市長(以下、白井前市長):ご無沙汰してます。
小林可夢偉(以下、可夢偉) :ご無沙汰してます!
白井前市長:(今年の活躍)素敵でした。魅了されてしましました!
可夢偉:ありがようございます。
稲村市長:(白井前市長は)現場に観に行かれて、迫力を体で感じていらっしゃって。私はこれから観にいければと思ってはいますけれど(笑)
可夢偉:ぜひ、よろしくお願いします。
稲村市長:大活躍で!
可夢偉:まぁまぁ、悪くは無いですね。とりあえず一年、うまく終われたんで。
稲村市長:これから少しは(ゆっくりできますか)?
可夢偉:いや、今日は、これ終わって東京に戻って、番組撮影して、明日の朝一でスイスに。まぁ、24日に戻ってくるんですけどね、日本に。
稲村市長:すごいスケジュールですね!
可夢偉:はい、結構バタバタしてるというか。
稲村市長:やっぱり、私だけが忙しいんじゃないということがよく分かりました(笑)
可夢偉:バタバタバタバタ(笑)
稲村市長:その中でコンディションも整えなくちゃ?
可夢偉:まぁ、今は走ることは無いので。(走るのは)2月1日から。バタバタしながらも、自分の時間作って。
稲村市長:そんな中で、こうやって尼崎市に足を運んで頂いて、本当に嬉しいです!ありがとうございます。
可夢偉:いえいえいえ。
白井前市長:私達も、勇気付けられてます。
可夢偉:いえいえ、これはもう、一つの行事になってきてる。関西に戻ってくるという(笑)
稲村市長:地元に帰ってきてくれるというのは、ファンの人たちにとっても嬉しいことだと思います。大変だと思いますけど、これからもよろしくお願いします。
白井前市長:凄かったですよね、前回の商店街ではね!
可夢偉:ですよね!言ったんですよ、絶対やばいって(笑)
白井前市長:私はブラウスがはだけても(可夢偉を)守ってました!
可夢偉:あー、自ら言っちゃった(笑)
白井前市長:だってあそこでお怪我をされて、腕なんかを折ったなんてことになったら大変じゃないですか!
可夢偉:いや、でも流石に市長のブラウスがこう、はだけた方が気まずいやろって(笑) こっちの方がマズいって(笑) 逆にそれを心配してましたよ。でも本当に良かったです、助けていただいて。
◆親は子供にチャンスを作ることができる◆
稲村市長:可夢偉選手が尼崎市のことをPRしてくれて、とっても嬉しく思っています。またここから第二、第三のヒーローが出てくれたらうれしいです。
可夢偉:そうなったらすごいですよね。ここに限らず全国だと思いますけど。僕はモータースポーツですけど、子供に対しては、夢を与えることが大事だと思います。色々スポーツがありますけど、その中で、モータースポーツがカッコいいと思ってもらえると嬉しい。素材としては十分良いものがあるので。
稲村市長:子供の頃から(モータースポーツが好きだった)?
可夢偉:子供の頃は車は好きだったけど、レースはしなかったんですけど。まぁ、結果的にこういうふうに、食べていけるっていうのは結構珍しいケースだと思いますし、そういう意味では、すごく恵まれているなと。これから先をつなげるためにどうするかが重要です。
白井前市長:可夢偉さんが子供たちへのメッセージで”自分もその辺に転がっていた石ころだったけど、努力して磨いて、夢を持って頑張れば、宝石になるんだよ”っていうのを、尼崎の子供たちに伝えてくださいと仰られていて、私も色んなところに行ってその話をしたんですよ。そしたら、子供だけでなく親もすごく納得してくれて!すごい良いメッセージだったと思います。仰る通り全ての子供たちに言えることだと思いますので。
可夢偉:ありがとうございます。子供っていうのは、一番チャンスのある時期だと思うので、そういう時期に色々やらせる環境を作れれば良いんですけど、それができなくてかわいそうな子もいるかもしれないので、子供に伝えるのも大事だけど、親に伝えることも、すごく大事だなと。親はそういうチャンスを作れるから。 逆に子供に「夢探せ」なんて言う方がかわいそうですよ。
白井前市長:本当に、鈴鹿サーキットで観ると、違いますね全然、テレビと!
可夢偉:でしょ!
白井前市長:もう全然違いました!私ずーっと立って観てましたもん!
可夢偉:それをね、いっつも言ってるんだけど、なかなか伝わらないんですよ。 やっぱり一番のポイントは、テレビで観るんじゃなくて、もし実際に観たいなと思ったら現場で観るっていうのが、本当の良さとか迫力とかが一番わかると思うんで。
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br />白井前市長:最っ高でした。もうハマっちゃいました! 鈴鹿GPが終わった瞬間に、中国GPに行こうって思いました!本当にハマりました。全世界付いて行きたいくらい。
稲村市長:(白井前市長を)マネージャーに……(笑)
可夢偉:そうですね、良いかもしれないですよ。だって、ブラウスが取れそうになるまで守ってくれたから!(笑)
—-来年(日本GP)は10月9日なので、日程を抑えていただいて。
稲村市長:そうですね。
白井前市長:あ、あの市長、もし行けなかったら私が行きますので!(笑)
可夢偉:一回行ったら、結構みんな(リピートして)行きますよね。
稲村市長:これはレースも勿論ですし、何にしても本物に触れてもらえるような機会が増えれば良いなと思うんですが。
可夢偉:だから来年は、子供行きましょう。方法は分からないですけど、どうにかして子供を連れて行く?
白井前市長:商店街に買ってもらうとか?
可夢偉:いや、買わすのは良くないんで、とりあえず子供を何かで集めて、その中で観に行きたいという子供を連れて行くことができればいいですけどね。
稲村市長:ぜひ、具体化に向けて。
可夢偉:それ良いと思うので、それでいきましょう。
—-来年は可夢偉応援席も作りますので。活躍したヘアピンでも。
可夢偉:あ、そうなんですか?! 聞いてなかったんですけど!(笑)
◆可夢偉と料理◆
—-1月15日に、鈴鹿サーキットで、子供さんを対象に、可夢偉選手に来ていただくというイベント(キッズミーティング)もやります。
可夢偉:そうや! 色々、なぜか僕が料理をするという。
稲村市長:え、料理?!
可夢偉:そうそうそう。
稲村市長:へー!お好きなんですか?
可夢偉:好きではないんですけど。
稲村市長:自炊されてるんですか?
可夢偉:自炊もあんましないです。
白井前市長:お父様が(お寿司屋さん)。
可夢偉:昨日も呼び出しちゃったんですよ、夜中の11:30くらいに。
白井前市長:そうなんですか! お父さんはすごい若いですよねー。
稲村市長:若くてびっくりしました。え?お父さんなの?(笑)って。
可夢偉:みんなに言われます。
白井前市長:もうお父さんが可夢偉さんの大ファンですよね?
可夢偉:いやぁー、親父はねぇ、危ないですよ気を付けないと。僕があまり調子乗らすと、とことん調子乗っちゃうんで。ブレーキかからなくなるんで。僕はいつもブレーキ役で。
稲村市長:可夢偉というお名前を付けるお父さんだなって感じで。
可夢偉:まぁ、変わってますよね。
稲村市長:けど、前向きなパワーがみなぎってますよね。
白井前市長:そうですね。お二人(可夢偉と可夢偉父)が一緒にいるとき、たまたまお会いしたんですよ。ピンクのシャツ着てて。
可夢偉:この時代にピンクのシャツですよ。
◆楽しけりゃいい!!◆
—-15日に是非、鈴鹿に(キッズミーティング)お越しください。
可夢偉:(イベントに参加する)この子供ってどうやって選んだの?
稲村市長:ファンクラブの方とか?
—-ホームページで告知しているので、全国からいらっしゃると思います。
稲村市長:そうですか。
可夢偉:あえてこういうもの(当日、可夢偉は豚汁を振舞う予定)にチャレンジしようと。
白井前市長:フライドチキンとか、ハンバーガーかと思っていたんですが?
可夢偉:意外とこういうものの方が良いかなーと思って。
白井前市長:寒いしねぇ。
稲村市長:楽しみですね。ご自身、レースも勿論ですが、レースの世界全体を盛り上げていくというのはすごいですよね。これを楽しみながらやるっていうのがね。
可夢偉:楽しむのは得意なんでね。仕事しててみんなが笑顔になるような仕事ができれば。 それが途中で仕事じゃなくなってくるから。まぁ、楽しけりゃいいやって。
稲村市長:是非、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。
可夢偉:はい、ありがとうございました。