シートベルトを締めよう
タカタのシートベルトを着用する可夢偉(写真は2008年のGP2時代のもの)。
来シーズンから、ザウバーF1チームは新しいシートベルトを採用することになった。日本のタカタが、ザウバーの2010年型マシン、C30に高品質のシートベルトを独占的に提供する。
タカタは自動車用のシートベルト、エアバッグ、ステアリング・ホイール、内装、チャイルド・シートなどの専門メーカーで、17カ国で46カ所の工場を稼働させている。
小林可夢偉は、トヨタ時代にタカタのシートベルトを使用したことがある。また、ザウバー・F1・チームのテクニカル・ディレクター、ジェイムス・キーも、この選択を支持している。
◆ジェイムス・キー
「先進的な気質を特徴とするタカタには、モータースポーツ部門があり、F1用のシートベルトを最優先で研究、開発してきた。装着時の快適性をきわめて重要で、もちろん重量とデザインにも細心の注意が払われている。シートベルトの品質をおおいに信頼しており、タカタと協力して戦うことを、今から楽しみにしている」。
◆タカタ 代表取締役社長 高田重久氏
「名高いザウバーF1チームにタカタのシートベルトを供給し、共に戦えることになって、非常に嬉しく思っています。モータースポーツの最高峰であるF1にレース用のハーネスを供給することは、メーカーとしておおいにやり甲斐のある仕事です。私たちの技術が性能と快適性によってドライバーの能力を最大限に引き出し、ザウバーF1の安全性に貢献できれば、これほど素晴らしいことはないですね」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】