ヘレス・テスト最終日 結果
スペイン、ヘレス・デ・ラ・フロンテラのヘレス・サーキットで行なわれた4日間のF1合同テストが終了した。
4日間通しての最速タイムは、ウィリアムズのルーベンス・バリチェロが唯一1分20秒を切って記録した1分19秒832。ウィリアムズは、デファレンシャルの位置を大幅に低い位置に装着することで重心を下げた新機構のニューマシンを投入、不自然な逆ハの字にドライブシャフトへの負荷が懸念されているが、そこをクリアーできたのか。一方で、チームの株式を上場したことで、印象をよくするために、軽いタンクだったのではないか、との憶測も流れている。R.バリチェロは、ピリレが持ち込んだ、最も柔らかいスーパーソフトタイヤを履いて、このタイムを記録している。
小林可夢偉は、後半二日間を担当。午前中にドライブトレーンのトラブルに見舞われたが、86周のマイレージを稼いで、「楽しく、実のあるテストだった」とコメントした。ザウバーのリリースはこちら。
また、最終日も、最多ラップをフェラーリが記録(最終日のドライバーはフェルナンド・アロンソ)、順調な開発を進めている。
来週は、会場を、5月22日の第6戦スペインGPの舞台となるバルセロナのカタルーニャ・サーキットに移して、18日から4日間のテストを行なう。小林可夢偉は前半の二日間を担当する予定。
また、合同テストは、開幕戦のバーレーンGPの前週に、その会場となるザヒール・サーキットで、最後の合同テストを予定している。
◆ヘレス合同テスト4日目結果(HRTは参加せず。カッコ内は周回数)
2月13日/ヘレス・デ・ラ・フロンテラ/メルセデスGP提供
1. バリチェロ+ウィリアムズ 1分19秒832(103)
2. 可夢偉+ザウバー 1分20秒601(86)
3. アロンソ+フェラーリ 1分21秒074(115)
4. ブエミ+トロ・ロッソ 1分20秒213(90)
5. セナ+ルノー 1分21秒400(68)
6. コバライネン+ロータス 1分21秒632(43)
7. ロズベルグ+メルセデス 1分22秒103(45)
8. フェッテル+レッドブル 1分22秒222(90)
9. バトン+マクラーレン 1分22秒278(70)
10. ドアンブロシオ+ヴァージン 1分22秒985(45)
11. ディ・レスタ+Fインディア 1分23秒111(99)