STINGER モーターナビ 3月3日号
◆フェラーリ FFがジュネーブ・モーターショーでデビュー◆
ルカ・ディ・モンテゼモロとフェラーリFF
フェラーリは、3月1日にスイス、ジュネーブで開幕したジュネーブ・モーターショーで同社初の4人乗り四輪駆動モデル「FF(フェラーリ・フォー)」をデビューさせた。
今回のデビューに先立ち、マラネロで開催されたワールド・プレミアでも成功を収めたFFが、モーターショーで鮮烈にデビューすることとなった。
フェラーリのコーポレートカラー、イエローに彩られた458イタリア
またFFだけでなく、「HELE(ハイ・エモーション/ロー・エミッション)システム」を搭載した458イタリアも展示された。
これは458イタリアのCO2排出量を275g/kmまで低減させたモデルとなっており、従来のモデルと比べて約15%削減されている。
また今回、3台のFFと458イタリアだけでなく、599HGTEパッケージ、フェラーリ・カリフォルニアも展示された。
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◆トヨタ ジュネーブ・モーターショーに「FT-86 II concept」、新型車「Prius +」を出展◆
トヨタは、3月1日に開幕されたジュネーブ・モーターショーに、コンセプトカー「FT-86 II concept」、新型車「Prius +(プリウス・プラス)」を出展した。
FT-86 II conceptは、スバルとトヨタが共同開発を進めている新世代FRスポーツカー・コンセプトモデルで、両社のコア技術を融合し、世界唯一の水平対向エンジンFRレイアウトのスポーツカー誕生を目指している。
また、その名が示すとおり、ハチロクの愛称で親しまれたトヨタの小型FRスポーツカー、AE86レビン/トレノにちなんで命名されている。
今回出展されたモデルは、2009年に発表されたFT-86 conceptを、市販化へ近づけたデザインスタディであり、第42回東京モーターショーに市販モデルをワールドプレミアとして出展する予定となっている。
一方、プリウス・プラスは、「圧倒的な燃費・環境性能」や「新技術がもたらす先進性」を継承しつつ、独自のフォルムに7人乗車が可能な3列シートを備えた、多様なライフスタイルに応えるハイブリッド専用モデルとなっている。
なお、今回発表されたプリウス・プラスと、デトロイトで発表された「Prius v」の日本向けモデルが、4月下旬より販売予定であることも発表された。
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◆トヨタ Gazoo mura(ガズームラ)を全国都道府県に展開◆
トヨタは、現在展開中のGazoo mura(ガズームラ)を、3月1日より鳥取県、広島県、香川県、沖縄県の4県へ新たに展開を開始した。
これにより、ガズームラは、全国47都道府県を網羅し、計58ムラへと拡大された。
ガズームラはトヨタが展開するGAZOOが提案する、新しい「体験型ドライブ」で、自然、文化、風土に関する情報を、そこで暮らす人々の手によって発信し、クルマで出かけるきっかけづくりと地域活性化を目指し、2006年12月に地域活性に取り組む九州の3つの村と協力してスタートした。
今回のムラ展開により、ガズームラに参加するムラブロガーの数は合計422名となり、毎月約1,600件のブログ記事(地域情報)が発信される見込みとされる。
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◆日産 札幌ギャラリーにて「日産の挑戦は、つぎの100年へ」を開催◆
日産は、3月7日(月)から31日(木)にかけて、日産札幌ギャラリーにて、ヘリテージカー・イベント「日産の挑戦は、つぎの100年へ」を開催する。
イベントでは、1935の国産初の量産型自動車「ダットサン14型」から、世界初の量産型100%電気自動車「日産リーフ」などの名車が一斉に展示される。
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◆フォルクスワーゲン 新型コンセプトカー「ブリー」をジュネーブで発表◆
フォルクスワーゲンは、3月1日にスイス、ジュネーブで開幕したジュネーブ・モーターショーでコンパクトバンのコンセプトカー「ブリー」を発表した。
今回発表となったブリーは、1950年に誕生し、現在でも多くの愛好家に親しまれている「ワーゲン・バス」を再解釈したコンセプトカーとなっている。
新生ワーゲンバスとなるブリーは電気自動車として開発されており、1回の充電による航続距離は300kmとなっている。
なおブリーとは、日本ではワーゲンバスで知られるフォルクスワーゲン・タイプ2のドイツでの愛称である。
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◆フォルクスワーゲン 新型ゴルフとティグアンを発表◆
フォルクスワーゲンは、ジュネーブ・モーターショーで新型となるゴルフとティグアンを発表した。
新型ゴルフは4人乗りオープンモデルのカブリオレとなり、電動油圧式となるソフトトップには非常時に急速展開するロールオーバーバーが装備されている。
またSUVの新型ティグアンはデザインが変更され、また新型エンジンにより燃費の向上を実現させた。さらにオンロード、オフロード仕様ともに装備や機能の充実が図られている。