最年少16歳の桜井孝太郎、イギリスF3選手権参戦決定
日本人最年少BMWスカラシップドライバー、桜井孝太郎選手(16歳)が、アイルトン・セナやミカ・ハッキネン、ジェンソン・バトン選手、そして佐藤琢磨を育てた激戦区、『イギリスF3選手権』に参戦する。
今年で60周年を迎えるイギリスF3選手権は、今年も地元イギリスを始め、オーストラリア、ブラジル、バーレーン、コロンビア、デンマーク、オランダ、中国、マレーシアなど、世界10か国から若手ドライバーが参戦、全10イベント30レースで戦われる。開幕戦は、モンツア(イタリア)。その後も、ニュルブルクリンク(ドイツ)、ポール・リカール(フランス)、スパ・フランコルシャン(ベルギー)なども舞台となる。桜井孝太郎は、ダラーラ社製シャシーに、無限ホンダ・エンジンを搭載し、ルーキークラスを戦う。
桜井孝太郎のコメント
「先週、ポールリカールで行なわれたGP3テストで、F3卒業生の実力に驚かされ、F3の経験が必要と考え、イギリスF3参戦を決めました。9日に、2007年イギリスF3チャンピオンのハイテック・レーシンのマシンで、シルバーストンでのF3初ドライブが実現しました。初めて乗ったF3は、GP3に比べてダウンフォースが低く、タイヤも細いため、高速コーナーでのマシンコントロールが繊細で、挑戦しがいのあると思いました。テストも、こんなに走れるの?と思うほど頻繁に予定されていて興奮しています。住むところと、学校どうしようかなっていうのが、今の悩みです」。