オリジナル リリース-イスパニア・レーシング・F1・チーム【オーストラリアGP プレビュー】
こちらはHRTのオリジナルリリースを元に[STINGER]が製作したリリー
スですが、内容はオリジナルのものと同じです。
◆ナレイン・カーティケアン
「初めてのF1は2005年のメルボルンだから、とても楽しみなレースだ。バルセロナでニューマシンをテストできなかったのは残念だけど、間違いなく昨年より良くなっているだろう。金曜に走ってみればハッキリするさ。アルバート・パークはそれほどトリッキーなコースではないから、F111を初めて走らせるのに最適じゃないかな。新しいマシンでは、性能を引き出す前に、まず信頼性の確保が重要になるから、2台のマシンが揃って完走できれば満足いく結果と言えそうだ。ヴィタントニオと二人で走り出したとき、今シーズンの見通しが判るはずさ」。
「先週、日本から伝えられてきたニュースは本当に悲しかったよ。2002年にフォーミュラ・ニッポンを戦った関係で、友だちも大勢いるからね。幸い、みんな無事だったけれど、被害に遭った人たちには本当に残念に思う。心から応援しているよ」。
◆ヴィタントニオ・リウッツィ
「前向きな気持ちでオーストラリアGPに臨むことができそうだよ。現地のファンはモータースポーツが大好きだし、特にF1への情熱は普通じゃない。おかげで雰囲気はいつも素晴らしいし、メルボルンでF1が開催されなくなるなんて考えられないね。アルバート・パークは得意なコースで、特に追い越しが難しいけど、不可能ではない最初の3つのコーナーが好きなんだ。あそこを上手く抜けられるかどうかはラップタイムにも影響してくる。バルセロナで新しいマシンのテストをしていないから、どうなるか予想がつかないけれど、開発の状況から見て、昨年以上の出来映えになっていることは間違いないよ。マシンの状態を把握して、新しいレギュレーションに合わせたパーツの仕上がりを確認することが、今回の目標さ。2台のマシンが信頼性を発揮して、安定したペースでゴールできれば、開幕戦は大成功と言えるだろうね。大きく飛躍して、将来への足がかりができることを願ってる」。
「日本の状況はほんとうに恐ろしいし、まともにTV画面を見ることもできなかった。現地の友だちは気の毒だけど、きっと立ち直ってくれるだろう。なんとか最小限の被害で復旧して欲しいね。日本国民は誇り高く強い人々だから、きっとすぐに行動を開始するんじゃないかな。それに、世界中の国々が心をひとつにして、可能な限りの救済の手を差し伸べるに違いないよ」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】




