STINGER レーシングナビ 3月31日号
◆[INDY] 第1戦セント・ピーターズバーグ 佐藤琢磨が自己ベスト5位◆
終始安定した走りを見せた佐藤琢磨。見事開幕戦を自己ベストとなる5位で走りきった。
2011年IZODインディカー・シリーズの開幕戦、Hondaグランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグが、3月27日(日)に開催された。
スタート直後に第1コーナーで6台が絡む多重クラッシュが発生、マルコ・アンドレッティのマシンは裏返り、エリオ・カストロネベス、スコット・ディクソンらも巻き込まれた。
その後、4周目のリスタートで首位に立ったダリオ・フランキッティはハイペースで走り続け、2位のウィル・パワーに7秒以上の大差をつけ、見事トップ・チェッカーとなった。
また予選11番手からスタートした佐藤琢磨は、スタート後のクラッシュを見事に回避。
しかし、マシンのソフトタイヤのハンドリングに苦しみ、一時はポジションを落とした。
その後のピットインでハードタイヤに交換すると、非常に安定した走りで大きくポジションを上げ、自己ベストとなる5位でフィニッシュした。
第1戦セント・ピーターズバーグ 決勝結果
順位 No. ドライバー チーム タイム/差
1 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 2:00:59.6886
2 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F +7.1612
3 82 トニー・カナーン KV Racing Technology-Lotus +16.1045
5 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus +29.9435
—————————————————————-
◆[WRC] 第3戦ポルトガル シトロエンが1-2フィニッシュ◆
2011年WRC第3戦、ラリー・デ・ポルトガルが、3月24日(木)から27日(日)にかけて開催された。
今回のラリーは好調だったセバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナのシトロエン勢が制した。
ランキング首位のミッコ・ヒルボネンは、デイ1は好調だったものの、その後はトラブルに見舞われ、最終的に4位でフィニッシュ。しかしポイントでは首位をキープし、次戦に臨むことになった。
次戦、ラリー・ヨルダンは、4月14日(木)から16日(土)にかけて開催される。
第3戦ポルトガル結果
順位 ドライバー マシン 合計タイム
1 S・オジェ/J・イングラシア シトロエンDS3 4:10:53.4
2 S・ローブ/D・エレナ シトロエンDS3 4:11:25.2
3 J-M・ラトバラ/M・アンティラ フォード・フィエスタRS 4:14:15.5
7 K・ライコネン/K・リンドストローム シトロエンDS3 4:21:47.5
—————————————————————-
◆[NASCAR] SPRINT CUP SERIES 第5戦 Auto Club 400◆
3月27日(日)、カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第5戦「Auto Club 400」が開催された。
今大会もトヨタ参戦車両は東北地方太平洋沖地震への支援を呼びかけるステッカーを貼ってレースに臨んだ。
決勝ではカイル・ブッシュが序盤から順調にポジションをアップ、首位に立った。
その後もブッシュは快調に首位をキープしたが、終盤にジミー・ジョンソンとケヴィン・ハーヴィックが猛追をかけ、3台による白熱のバトルが展開された。
197周目にトップ争いを制したジョンソンが首位に立ち、そのまま1位でフィニッシュ。続いてハーヴィックが入り、ブッシュは3位でレースを終えた。
第5戦 Auto Club 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 24 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 200
2 16 48 ジミー・ジョンソン シボレー 200
3 8 18 カイル・ブッシュ トヨタ 200
10 1 42 ファン・パブロ・モントーヤ シボレー 200
次戦、第6戦は4月3日(日)、バージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイで行われる。
—————————————————————-
◆[NASCAR] NATIONWIDE SERIES 第5戦 Royal Purple 300◆
3月26日(土)、NASCARネイションワイド・シリーズの第5戦「Royal Purple 300」がオートクラブ・スピードウェイで開催された。
7番手からスタートしたカイル・ブッシュが着実にポジションをアップさせ、16週目には2位に浮上、またトップ圏内ではケヴィン・ハーヴィックとカール・エドワーズの2台が白熱のバトルを見せた。
そして135周目で首位に立ったカイル・ブッシュは、ピットインで2本タイヤ交換の作戦を実行、そのまま首位を走り続けた。
しかしその後、最終ラップで第2コーナーでアウト側のウォールにヒットするもダメージは軽く、粘りの走りで今季3勝目を上げた。
またトヨタ・カムリはネイションワイド・シリーズのフォンタナ戦7連勝も達成した。
第5戦 Royal Purple 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ 150
2 1 60 カール・エドワーズ フォード 150
3 2 33 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 150
次戦、第6戦は4月8日(金)、テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。