ヘッド、今期中にF1を引退
アダム・パーと今年中にチームを離れるパトリック・ヘッド(左から)。
AT&Tウィリアムズの会長を務めるアダム・パーは、エンジニアリング・ディレクターのパトリック・ヘッドが今シーズン中に引退すると語った。
チームは今年のパフォーマンス不足からチームを再建するために、昨日、テクニカル・ディレクターのサム・マイケルと空力部門チーフのジョン・トムリンソンが今シーズン限りで現在の役職を離れることを発表し、6月からチーフ・エンジニアとしてマイク・コフランがチームに加入することを発表した。加えてヘッドが抜けることで、チームの体制が大きく変化することになる。
パーも今年のパフォーマンス不足は自身にも責任があるとして、辞職することを申し出たものの、チームはそれを受け入れなかった。
「私にも責任がある。責任を取るために辞職することをフランク(・ウィアムズ)やパトリックに申し出たが、彼らは反対した。パトリックは、今年のある時期に引退するつもりであることを明らかにしている。今年が終わる頃には、チームは大きく変化し、2012年に向けてまったく別のチームになっているだろう」。