F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
グリッド=5番 / 決勝=3位
「今回の結果には満足してるよ。マラネロとトラックのチーム全体が、3週間のハードワークをこなしてくれたおかげなんだ。金曜日にかなりの問題があったから、今回のグランプリの滑り出しは悪かったけど、僕たちはそこから前進して、またトップ争いに加われたことは素晴らしいね。僕たちは、マレーシア、それから中国でポディウムまでもう少しのところまできていたし、今日はなんとかポディウムに上がることができたんだ。ただ、これは最初のステップに過ぎないし、これを続けていく必要がある。今シーズンのスタートの状況を考えれば、素晴らしい結果だよ。これからの3〜4レースはかなり重要なんだ。レースの99%は（セバスチャン･）フェッテルとバトルできなかったけど、残りの1%は（ニコ･）ロズベルグのうしろに長く引っかかっていたのが原因だよ。彼をてこずらせて、さらにプッシュすることは可能だったかもしれない。最終的に、僕は新品のタイヤが残ってなかったから、新品のタイヤの利点を活かした（マーク･）ウェバーに抜かれちゃったんだ。残り11周でストップするのは変だってことは分かってるけど、マシンをトラックに留めておくことが難しくなっていたし、そのまま走り続けるのは、すべてを無駄にするリスクがあったんだ。ここではオーバーテイクがたくさんあったけど、可変リヤウイングよりも、タイヤの挙動の違いによるところが大きかったんじゃないかな。前との差がまだ広いことは確かだけど、まだ手に入れられるポイントもたくさんあるから、あきらめる必要なんてないさ」。

◆フェリペ･マッサ
グリッド=10番 / 決勝=11位
「今日はいろんなことがあって、手にできるはずの結果を得ることができなかったんだ。マシンは競争力があったし、ペースもすごく良かっただけに、残念だよ。最初のピットストップは適切なタイミングで入れたんだけど、その時点で（ルイス･）ハミルトンから奪ったポジションを失ってたんだ。それに、3回目と4回目のピットストップにも問題があった。レースでのその要素を改善するために、全員で協力して取り組むことが重要なんだ。常に誰かとバトルしてたから、それはタイヤのパフォーマンスを完全に引き出すことができないことを意味してるんだ。実際、フェルナンドは僕よりもクリーンなレースをしてたことは確かだよ。」今週末のポジティブなことは、マシンのパフォーマンスを改善できたことだよ。少し空力のダウンフォースが増えたから、ストレートでの最高速も伸びてたんだ。それは励みになる傾向だけど、これからも、この方向性を続けていく必要があるんだ。バルセロナでは、新しいパーツ新しいパーツを投入するよ」。