フリー走行1 序盤
<10時00分>
筋雲が浮かぶバルセロナ上空。気温はジワリと上がって19℃、路面温度は17℃を示している。
今回ピレリは、硬い方のプライムタイヤとして、新開発のハード・コンパウンドを投入した。ピレリによると、旧タイプに比べて、10〜25%の耐久性が向上しているという。
まずは、事前に設定したカタルーニャ・サーキットのイニシャル・セットを、実際の気候を睨んで合わせ込み、このタイヤの感触をつかむのが全チームの最初の仕事になる。
20コバライネン/Tロータス、18リカルド/トロロッソ、22カーティケヤン/イスパニア、25ダンブロジオ/ヴァージン、可夢偉+ザウバー、14スーティル/Fインディア、23リウッツィ/イスパニア、そして3ハミルトン/マクラーレン、2ウェバー/レッドブルもコースに向かった。
<10時09分>
気温はさらに上がり、20℃になった。
まずは、真っ先に連続周回に入った6マッサ/フェラーリが、1分47秒台を記録したが、7シューマッハ/メルセデスが一気に1分33秒台に記録を伸ばした。チームメイトのN.ロズベルグも1分40秒を記録している。
<10時19分>
気温はさらに上がって21℃。路面温度は17℃のままだ。
17ペレス/ザウバーが1分28秒台、小林可夢偉も1分28秒台。ザウバーの2台だけが1分30秒を切っている。
3番手に3ハミルトン/マクラーレン、4番手に7シューマッハ/メルセデスと続いている。
<10時23分>
17ペレス/ザウバーが1分27秒台に伸ばし、3ハミルトン/マクラーレンが続いた。16小林可夢偉/ザウバーを挟んで22カーティケヤン/イスパニアが1分33秒台で続いている。
セクタータイムは、1と3を17ペレス/ザウバー、2と3ハミルトン/マクラーレンが区間ベストを記録している。
この時点で、4バトン/マクラーレンと12マルドナド/ウィリアムズだけがピットを出ていない。