決勝 序盤
<13時35分>
スタートを25分後に控えたモナコを真っ青な空が見下ろし、周囲の岡やビルの窓から、たくさんの視線がコースに注がれている。
気温23℃、路面温度44℃。思ったより高い路面温度で、スーパーソフトがどう機能するか。もちろん、その前に、スタート直後の1コーナーの先陣争いに最初の注目が集まることになる。
1フェッテル/レッドブルはポール・ポジションをキープできるのか。3番手の4バトン/マクラーレンが、KERSを効かせてレッドブルの前に出るのか。昨日のクラッシュで、病室のベッドからテレビを観るザウバーのセルジオ・ペレスを除く23台がグリッドに並んでいる。
<14時00分>
23台がグリッドをあとにした。
<14時02分>
1フェッテル/レッドブルが上手いスタートを切って1コーナーを最初にクリアー。5アロンソ/フェラーリがまたもやダッシュを決めて、4バトン/マクラーレンに次ぐ3番手で1周目を終えた。
3ハミルトン/マクラーレンはスタートをしくじって7シューマッハ/メルセデスに先を越された。
16小林可夢偉/ザウバーは、ポジション通りの13番手。
<14時05分>
1フェッテル/レッドブルが唯一1分20秒台で逃げていく。すでに4バトン/マクラーレンとの間に3秒以上の水が空いている。
<14時09分>
1フェッテル/レッドブルは唯一1分20秒を切るラップタイムで先を急ぐ。4バトン/マクラーレンとの差は4周した時点ですでに4.3秒に開いた。
<14時13分>
3ハミルトン/マクラーレンが7シューマッハ/メルセデスの背後をつついているが、モナコではそう簡単には抜けない。
<14時13分>
3番手の5アロンソ/フェラーリが1分19秒372のファステスト・ラップを記録。上位3台が1分19秒台で周回を続けている。
<14時14分>
3ハミルトン/マクラーレンが1コーナーで7シューマッハ/メルセデスを強引に攻略した。
<14時20分>
7シューマッハ/メルセデスがノーズを交換にピットイン。
<14時21分>
6マッサ/フェラーリが8ロズベルグ/メルセデスをパス。
<14時22分>
4バトン/マクラーレンがタイヤを交換した。1フェッテル/レッドブルの前でレースに戻ることに成功した。
<14時24分>
2ウェバー/レッドブルと1フェッテル/レッドブルが相次いでタイヤ交換でピットを訪れた。見方上のトップは5アロンソ/フェラーリ。
<14時25分>
5アロンソ/フェラーリがピットイン。タイヤを交換してコースに戻った。ピットロード出口でフェラーリが鼻先を掠め、5アロンソ/フェラーリは3番手。
<14時27分>
4バトン/マクラーレンが、全セクターの区間ベストを塗り替え、唯一1分18秒に入れて1フェッテル/レッドブルを突き放しにかかった。しかし、4バトン/マクラーレンは、赤いスーパーソフト、1フェッテル/レッドブルはソフトタイヤ。この後、使用タイヤで立場が逆転する可能性がある。
DRS計測開始位置からDRS使用可能位置の間で前車の約1秒以内にいればDRSが使用可能。DRSは、DRS使用可能位置からブレーキを踏むまで使用できる