STINGER レーシングナビ 5月30日号[INDY]決勝情報追加
◆インディ500決勝 ダン・ウェルドンが逆転。2度目のインディ500制覇◆

インディ500優勝者伝統の牛乳一気飲みを行なうダン・ウェルドン。2度目のインディ500制覇となった。
5月29日(日)、記念すべき100周年レースとなるインディ500の決勝レースがインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された。
レース前には第1回インディ500のウイニングマシンが登場、アル・アンサー、ボビー・アンサー、ジョニー・ラザフォード、マリオ・アンドレッティらインディ500を制した名ドライバーが搭乗し、盛大なパレードラップを行なった。
決勝は序盤、スコット・ディクソンとダリオ・フランキッティがレースをひっぱり、ポール・ポジションスタートだったアレックス・タグリアーニも速さを見せた。
さらにオリオール・セルビア、ダン・ウェルドン、タウンゼント・ベルもトップグループを走行した。
148周目、タグリアーニがアクシデントを起こしてリタイア。95年のジャック・ヴィルヌーヴに続く2人目のカナダ人優勝者は達成できなかった。
さらに158周目にベルと、ライアン・ブリスコーが接触し、両者ともターン1の壁にクラッシュしリタイア。
その後は、トップが何度か入れ替わる展開となり、ダニカ・パトリックは179周目からトップに立ったがピットインで後退。
続いてベルトラン・バゲットがトップを走行するも、こちらも燃料が足りなくなり優勝のチャンスを逃した。
そしてルーキーのJ.R.ヒルデブランドがトップに立つも、優勝目前の第4ターンで周回遅れのマシンを避けようとしてクラッシュしてしまった。
しかしヒルデブランドはレースを諦めず、外壁にマシンをこすりながらもゴール・ラインを目指した。
ここで2位のダン・ウェルドンがゴール直前でヒルデブランドをパス、逆転優勝で2度目のインディ500制覇を達成した。
最後までレースを諦めなかったヒルデブランドは惜しくも優勝は逃したが堂々の2位入賞、3位はグラハム・レイホールが入賞した。
10番手からスタートした佐藤琢磨は、マシンのハンドリングが万全とはいえず17番手まで後退。
ピットストップでマシンのセッティングを変更するも、21周目のターン1でアクシデントを起こし、リタイアとなった。
インディ500 決勝リザルト
順位 No. ドライバー チーム タイム/差
1 98 ダン・ウェルドン Bryan Herta Autosport 2:56:11.7267
2 4 J.R.ヒルデブランド Panther Racing +2.1086
3 38 グラハム・レイホール Chip Ganassi Racing +5.5949
33 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology-Lotus リタイア
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◆富士スピードウェイ “ザ・ワンメイクレース祭2011富士”を開催◆

ポルシェ・カレラカップ・ジャパンの様子
富士スピードウェイは、6月11日(土)、12日(日)の2日間、「ザ・ワンメイクレース祭2011富士」を開催する。
このイベントはワンメイクレースのみを集めて、2006年にスタートした富士スピードウェイ独自のJAF公認レースとなっている。
イベントではフォーミュラ・カーやツーリング・カーなど、2日間で5カテゴリー、計10レースを開催予定。
全日本F3選手権をはじめ、トヨタ、日産、ホンダの3社が「世界に通用する若手ドライバーの育成」をテーマに創設したフォーミュラチャレンジ・ジャパン、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン、ホンダエキサイティングカップ、ロータスカップジャパンなどが開催される。
ワンメイクレース祭2011 開催レース
1.2011年アチーブメント全日本F3選手権シリーズ(第3戦・第4戦・第5戦)
2.フォーミュラチャレンジ・ジャパン(第5戦・第6戦・第7戦)
3.ポルシェ カレラ カップ ジャパン 2011シリーズ(第4戦・第5戦)
4.ホンダエキサイティングカップ ワンメイクレース シビック東日本シリーズ(第1戦)
5.ロータスカップジャパン エリーゼカップ/2-イレヴン カップ(第1戦)




