F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ナレイン･カーティケヤン
「モントリオールは食事が美味しいし、夜遊びにももってこいの素晴しい街だよ。人々が親切で、F1のことをよく知っているところもいいね。最近、ウチのマシンの信頼性は上々だから、エンジンや、特にブレーキに厳しいカナダのサーキットでも、思い切って走れそうだね。今回は新しい空力パーツを持ち込むのから、これまでの経験を活かして、いいレースをしたいよ。ダウンフォースの低い設定だから、バルセロナやトルコよりは合っているはずさ。シケインがいくつかあって、これを上手く抜けることがラップタイムを伸ばす上で重要になるんだ。壁が近くまで迫っているから、正確さも欠かせないだろうね。ちょっとしたことで壁に激突してしまうから、ちいさなミスも許されないんだ。今回も高い目標を持って全力で戦うつもりさ」。

◆ヴィタントニオ･リウッツィ
「予選から好調で、決勝も9位に入った昨年みたいに、モントリオールにはいい思い出があるんだ。サスペンションが壊れて完走できなかったけど、2007年には4番手を走行していたんだ。カナダGPは騒がしくて楽しいイベントだよ。レースは最後までなにが起こるか判らない。今年も例外ではないだろうね。追い越しの場面がたくさんあるし、ピットストップの回数も多くなると思う。モントリオールの長いストレートがウチのマシンには負担になりそうだけど、それでもモナコよりは、はるかにいいだろうね。好きなのは最後のシケインだ。縁石を思い切って乗り越えなければならないむずかしい場所で、オーバーステアにならないことが肝心なんだ。チームはいい方向に向かっていると思う。目標に向かって、全員がこれまで以上に力を合わせる必要があるんだ」。