F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆セバスチャン･フェッテル
グリッド=1番 / 決勝=2位
「もちろんガッカリしてるよ。最初から最後まで難しい状況だったけど、ずっと首位をキープしていたんだ。その座を明け渡したのは、肝心の最終ラップだけだった。最後のペースカーがコースから離れたあと、あまりにも慎重になりすぎてたんだろうね。リードを広げるんじゃなくて、守ろうとしたのが間違いだったよ。終盤、ジェンソン（･バトン）が近づいてきたからペースアップしたんだけど、手遅れだった。抜かれたのは僕自身のミスだよ。後輪をロックさせて、ラインを外れるとまだ路面が濡れていたから、難なく交わされてしまったんだ。それでも、リタイヤするマシンが少なくないで、2位になれただけでもよかったよ。もちろん、勝てたはずのレースを落としたのは痛いけどね。とにかく、これでよしとするべきだろうね」。

◆マーク･ウェバー
グリッド=4番 / 決勝=3位
「大変なレースだったよ。中断のあとは順位を上げることができたんだ。ライン上だけが乾いていると言う状態になるまでは、抜くのも難しくなかったよ。そのあとは、チャンスがほとんどなくて、苦労させられたよ。相手がミハエル（･シューマッハ）やニコ（･ロズベルグ）のように、駆け引きがわかってるベテランになると、なおさらだよ。そこで、スリックタイヤに交換することを決めたんだ。ほかのドライバーがすぐ同じようにしなかったおかげで、表彰台に立つことができたよ。ミハエルとのバトルは楽しかったけど、うしろからジェンソン（･バトン）がすごい勢いでやってきたんだ。今日もチームは大量にポイントを獲得できたし、よしとするべきだろう」。