F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆小林可夢偉
「去年のバレンシアは、パフォーマンスも戦略もよかったです。レースをすごく楽しめましたし、特に最後の数周は、僕だけ新品のタイヤで、ほかは違いましたから。予選は18位と期待はずれでしたけど、7位でフィニッシュできたので、すごく満足できました。今年のマシンは全体的にさらによくなってますし、戦略もうまくいってるということを証明できました。ヨーロッパGPには自身がありますし、それを最大限に活かしたいですね。そこには4つのストレートがあって、スピードも必要ですけど、低速のコーナーもありますし、いくつか縁石を乗り越える必要があります。この組み合わせはかなりチャレンジングですし、それに、路面温度はかなり高くなります。タイヤにかなり気を使う必要があるんです。橋のあたりはもっともトリッキーなポイントの一つです。そこをどうこなすかでラップタイムが決まります。今まではオーバーテイクが簡単なサーキットではありませんでしたけど、今年はDRS（可変リヤウイング）とKERS（運動エネルギー回生装置）があるので、見てる人にも、僕たちにとってもエキサイティングなレースになると思います。それから、そこの雰囲気もすごく好きで、バレンシアはもっとも刺激的な場所にひとつです。街には魅力的なところがたくさんありますし、おいしい食べ物がたくさんあります」。

◆セルジオ･ペレス
「モントリオールからメキシコに戻って、理学療法士と一緒に次のレースに備えるトレーニングに費やしたんだ。気分は完全によくなったし、バレンシアでのレースがすごく楽しみだよ。このトラックはよく知ってるから、有利なのは間違いないね。2009年はGP2の両方のレースで表彰台に上がってるし、去年はポール･ポジションだったんだ」。