F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ポール･ディ･レスタ
「F1ドライバーとしてシルバーストンを訪れるのは、すごく感慨深いことなんだ。シーズンのハイライトと言ってもいいくらいだし、きっと忙しくなるだろうね。僕はイギリス出身だけど、実はシルバーストンでレースをしたことがあまりなくて、フォーミュラ･ルノーで経験しただけなんだ。フルコースを走ったのは、去年のフリー走行が初めてだった。あのときは素晴しい感覚で、F1マシンの高速性能を引き出すのにはうってつけのコースだと思うよ。今回は、予選でタイヤがどんな状態か、そこに勝負がかかってくるだろうね。去年のレースは、本当に最高の雰囲気だったよ。イギリスのファンはF1が大好きで、観客席も必ず満員になるんだ。自分がドライバーとしてその中に飛び込むのかと思うと、ワクワクするよ。目標は予選でトップ10に入ることだね。以前にもそれに近い結果を残したことがあるんだ。ポイントを取れるかどうかは、そこにかかってくるだろうね」。

◆エイドリアン･スーティル
「シルバーストンは偉大なサーキットだよ。コプス、マゴット、ベケットと続く高速セクションを通過する時の感覚は特別だから、特に気持がいいんだ。F1マシンの性能をはっきり感じる区間と言えるんじゃないかな。公道サーキットが3戦続いたから、伝統的な専用コースを新鮮に感じるかもしれないね。去年レイアウト変更があったけど、新しいコースも以前と変わらず楽しいよ。新しい1〜2コーナーは右、左と続く超高速のシケインといったところで、予選時には全開で抜けることになるだろうね。以前のレイアウトでは前のマシンにピッタリつくのが不可能に近かったから、変更後のほうが追い越しのチャンスはあると思う。チームの工場がすぐそばにあるから、もちろん何かと忙しい週末になるはずさ。レース前にはそこで働く人たちとじっくり話し合う機会もあるだろうね。みんな、サーキットへやってくるし、工場でのバーベキュー大会も恒例になってるんだ」。