オリジナル リリース-フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【ドイツGP プレビュー】
◆エイドリアン・スーティル
「ニュルブルグリンクは素晴しい場所で、僕にとっては地元のレースなんだ。歴史的な背景があって、ファンの醸し出す雰囲気も独特と言えるだろうね。あそこへ行くと、フォーミュラBMWやF3に乗っていたころのことを思い出すんよ。ずいぶん走り込んだから、コースを知りつくしているし、F1でも2度レースをしたからね。高速、中速、低速と、バラエティに富んだコーナーがあって、走っていて楽しいよ。どんなコーナーにも対処できるバランスのとれたマシンを仕上げるのは、なかなか大変なんだ。最初のセクターはコーナーが連続して、つぎに流れるような区間が来る。最後は長いストレートだね。路面はスムーズだけど、NGKシケインの縁石は要注意だよ。すごく高くて、あれを利用することはできないね。足回りをかなり固めたセッティングで走ることになるんじゃないかな」。
◆ポール・ディ・レスタ
「ニュルブルグリンクには何度か行ったけど、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で使っているのはショートコースだから、サーキットの一部しか知らないことになるね。天気が変わりやすくて、寒かったり大雨が降ったりするから、シルバーストンとおなじように、それがレースの行方を左右するかもしれないね。バレンシアとシルバーストンでは、上々の予選結果を残すことができたよ。これをレースにつなげることが、今回の課題だよ。観客は6人いるドイツ人ドライバーに熱心な声援を送って、シルバーストンのような雰囲気を醸し出しているんだ」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】