F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ルイス･ハミルトン
「ニュルブルグリンクで勝利したあとだから、ハンガリーGPは翌週なのに待ちきれない気持だよ。素晴しい働きを見せてくれたチームは、ハンガリーでもこの勢いを保ってると思う。だけど、戦いの中身はまったく違ったものになるね。気候ははるかに暑くて、サーキットの性格も大きく異なってる。ハンガリーは低速サーキットだから、ダウンフォースのレベルで言えばモナコに近いんだ。体力的に厳しいこともおなじだよ。僕自身、ハンガリーでの実績は悪くないし、古いタイプの好きなサーキットなんだ。起伏と荒れた路面、キャンバーの変化なんかは、実際以上に古いコースを思わせて、すごく個性的なんだ。ドイツではマクラーレン、フェラーリ、レッドブルの3チームが互角の力を発揮していた。その中からどのチームが抜け出すかも見ものだろうね」。

◆ジェンソン･バトン
「ハンガリーGPが近づくたびに、初優勝を飾った2006年のことを思い出すよ。今回はちょうど200戦目のレースで、また何か記録に残る結果を出さなければと思ってるんだ。デビューしたのが2000年で、もう10年以上が過ぎたとは、とても信じられないよ。スケジュール的には厳しいから、休む間もないだろうね。だけど、ブダペストは美しい街だし、サーキットも個性的なんだ。多くのドライバーが、ハンガリーのレースを心待ちにしてる。ニュルブルグリンクのレースが不完全燃焼だったから、今度はもう少し幸運に恵まれたいね。MP4-26は2ヶ月前のモナコで高い戦闘力を示したから、オンガロリンクでもおなじように走ってくれるはずさ。暑さも、このレースを体力的に厳しいものにするだろうね。コクピットの中の温度は50度を超えて、コーナーが連続するから、ずっとGがかかった状態なんだ。たしかに辛いけど、そのために日ごろトレーニングを積んでいるのだから問題ないよ」。