F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ヴィタントニオ･リウッツィ
グリッド=21番 / 決勝=20位
「タフなレースだった。良いスタートを切ったけど、シケ
インの出口で誰かが後ろから僕に当たってきて、スピンさせられてしまったんだ。タイムを大きくロスしたし、その接触の後は、マシンのバランスが理想的なも
のではなくなってしまったんだ。決勝レース前のセッションは、全てドライ･コンディションで行われていたから、ウエット･コンディションみたいにマシンを
セットアップしておくのは、ある種の賭けだったんだ。フロントウイングの問題がまた起きたから、結果的にフロント･タイヤの扱いにも苦労したよ。ノーズと
タイヤを交換したけど、それでもまだアンダーステアが酷くて苦しめられたんだ。雨が降り始めた時に、インターミディエイト･タイヤ（ドライとレインの中間
のタイヤ）に交換して、その後、結局はソフト･タイヤに戻したけど、バランスはそれほど改善しなかったんだ。レースのスタート時から、厳しいレースになる
のは分かってたし、実際その通りのレースだったけど、レースの終盤まで戦うことができたんだ。今は、夏休みを楽しみにして、スパにアップグレードを持ち込
めるように作業を続ける必要があるね」。

◆ダニエル･リカルド
グリッド=22番 / 決勝=18位
「全体
的に、自分のレースには満足してるし、ここ3レースの中では、ベストな結果だったよ。レース中、多くのマシンが何回もピットストップを行っていたから、ト
ラック上のどのポジションにいるのかよくわからなかったんだ。正直に言えば、自分自身、どんなふうにレースをしていたのかよくわかってないんだ。レース終
盤にかけて、マシンのバランスがかなり良く感じたし、良いラップタイムもいくつか出すことができたんだ。もう少し上手くやれた部分もあるから、改善を続け
るために、調べてみるよ。だけど、僕たちは、また上手く進歩を遂げることができたと思う。シルバーストンからニュルブルクリンクにかけて大きく進歩した
し、今回は、また別のステップを踏むことができたんだ。メインのライバルの前に出たいと思ってるし、レースではそれができることを証明して見せたんだ。今
日、一番ポジティブだったことは、ピットストップで正しい判断ができたことだね。このペースを維持していく必要があるんだ。今日のレースは間違いなく、夏
休みに入る前に、僕を笑顔にさせてくれるようなレースだったよ」。