F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

シルバーストンに到着。残念ながら夕方は雨になった。

雨であろうが、いよいよ始まる明日からの走行セッションに向けて各ピットでは準備が進められていて、雨に濡れながらチームはピット練習を続けていたね！

各チームのピットストップエリアの床にマーキングがなされるのは恒例。ドライバーはピットに入るとき、所定の位置にピタっとマシンを止めないといけない。もし、数センチでもズレたら、メカニックのタイヤ交換時間にロスが生じてしまう。今は、ピットストップ2秒前後のシビアなものだから、余計なロスはしたくないし、ミスを誘発したくない。

でも、ドライバーだって常時完璧に止められるわけじゃないんだ。ピットストップ位置には、定規のように数字がマーキングされているね。こういう数字もメカニックにとっては有益。ズレた時もシミュレーションすることでロスは最小限におさえられるよ。実はこういう目安があるチームと無いチームがあるんだ。ちなみにレッドブルは無いよ。

むむっ、フォース･インディアのスタッフは、ピットレーンの長さを測っていた。これは日本のレースでも見られる光景。去年と同じサーキットだからといって、測らないことはない。念には念を。ぬかりなく！優勝を狙えるチームだけじゃない。全チームがそれぞれのアプローチで細かい努力を続け、前を目指して頑張っている。これが今のF1なんだと思うね！