小林可夢偉 予選後・会見全録【ベルギーGP(土)】
「グリッド12番は上々! ニュータイヤでスタートできる、晴れてほしい!」
◆Q2でアタックに入るタイミングが遅すぎた!
—-心境などを?
可夢偉:まあ、運も悪いなか、「12番」というのは悪くない。(運は)Q2で、(アタックの)タイミングも悪かったし。実際、(今日は)16番、17番で闘ってるだろうな、というくらいのイキオイのスタートだったので。(12位は)悪くないと思う。
—-このコンディションに、今日は合わせにくかった?
可夢偉:合わせるというより、タイミングね。
—-路面がどんどん乾いていくなか、ちょっと早めにタイムを出していた方が、ということ?
可夢偉:いや、・・・じゃないです。(アタックに入るのが)遅すぎたから、ぼくだけ、2周しかできなかった。みんな、3周してるのに。
—-アタックに出るのが遅かった?
可夢偉:チームは、(チームメイトとタイミングを)分けたかったみたいです。その理由は、ぼくもわかんないけど。分けたかったらしくて──。
—-これだけ1周の距離が長いコースだと、どこでコントロールラインを切るかを考えて、ピットから出て行くタイミングはむずかしい?
可夢偉:逆にね、トップでも3周できるかどうかわかんないといいながら、けっこうみんな、できちゃったから。そこがアレやったですね。
—-クルマは、昨日から今日で、けっこう(セッティングを)変えた?
可夢偉:いや、変えてない・・・というか、変えようがない。何がいいのか悪いのか、わからないから。路面も全然違うし。
—-ハミルトンがペナルティなら、順位が上がるかも?
可夢偉:そうですね。
◆ウェットでのクルマは最悪状態!
—-ウェットのときの、新しい空力パーツは?
可夢偉:最悪ですね!(笑)たぶん、ロータスの方が速いくらいですよ、緑の方の。
—-もともと、16〜17番くらいだろうというのは、ウェットでのザウバーのパフォーマンスではということ?
可夢偉:・・・です!
—-それは、タイヤを温めにくいとか、そういうことで?
可夢偉:単純に、明日は晴れる! それを信じるだけなんです(笑)。
—-じゃあ、明日に向けては、気分的にはまだ”終わってない”という感じで?
可夢偉:そうですね。
—-明日は、どのくらいをめざす?
可夢偉:明日は・・・(笑)。まあ、何ともいえないです。なるようになって、ポイントが取れればいいかな、と。
—-明日はドライだということで、今日はみんな、ウェットタイヤをどんどん使っていた?
可夢偉:そうでしょう。
—-雨では、コースではどのあたりが、今日のクルマだと辛い?
可夢偉:まあ、基本、全部そうです。直線だけは調子よかったかもしれないけど、珍しく!(笑)
—-コースでは、どこがシビレますか?
可夢偉:“オールージュ”は、やっぱり辛いですね。
—-明日は、晴れてほしい?
可夢偉:いや、晴れなかったら、帰った方がいいと思う(笑)。雨降っても、ダダ降りみたいだったら、スタートして何周かしたら、たぶんみんな(ピットは)片づけてる!(笑)
—-そういいながら、カナダみたいなことも?
可夢偉:いや、今回はムリです。
—-(仮に)Q3へ行っても、10番くらいだった?
可夢偉:いや、それはわからないです。晴れ(ドライ)、走ってない(笑)。晴れはまた、違うから。
—-じゃあ、Q2の最後は、やっぱり惜しまれる?
可夢偉:いや、これでよかったの! (レースで)ニュータイヤ使って行ける(スタートできる)し。もし、頑張って9番とかだったら、ユーズド(タイヤ)でスタートということになるから。そういうのを考えたら、(Q3には行けなかったけど、戦略的には)あんまり変わらないポジション。これで、ハミルトンが(ペナルティでグリッドが)落ちてくれれば(11番手はグリップのいいサイドなので)、たぶん、ベスト・ポジションですね!