決勝 序盤
<13時50分>
イタリアGP決勝日のモンツァは雲が浮かんでいるが晴れている。レース開始10分前の気温は29℃、路面温度41℃、湿度48%。金曜日土曜日とほぼ同じコンディションで、風はパラボリカから1コーナーにかけて弱く吹いている。
決勝レースではホーム・ストレートとレズモからアスカリ・シケインにかけての2カ所にDRSゾーンが設定され、多くのオーバーテイク・シーンを見ることになりそうだ。
サーキットには多くのティフォシが詰めかけ、フェラーリの活躍を期待している。
<14時00分>
フォーメーション・ラップ開始。8ロズベルグ/メルセデス、9セナ/ルノー、14スーティル/Fインディア、17ペレス/ザウバー、16小林可夢偉/ザウバーがミディアム・タイヤを装着している。
<14時02分>
後方でグリーンフラッグが振られ、レッドシグナルが点灯、53周のレースがスタートした。
5アロンソ/フェラーリが4番手からホールショット、そして中段グループでは多重クラッシュが起き、セーフティ。カーが導入された。
<14時05分>
トップは5アロンソ/フェラーリ、2番手1フェッテル/レッドブル、3番手3ハミルトン/マクラーレン、4番手に8番グリッドから7シューマッハ/メルセデスが大きくポジション・アップした。
<14時07分>
スタートの接触は23リウッツィ/HRTがストレートで体制を乱し、そのままの勢いで1コーナーに突っ込み、8ロズベルグ/メルセデスと10ペトロフ/ルノーがリタイヤとなった。
<14時08分>
16小林可夢偉/ザウバーもこの混乱に巻き込まれてフロントウイングにダメージを負ったため、ピットイン。ソフト・タイヤを装着し18番手でコースに戻った。
<14時10分>
4周目、セーフティ・カーがピットに戻りレース再開。5アロンソ/フェラーリはポジションを守りトップ。4番手の7シューマッハ/メルセデスが3ハミルトン/マクラーレンをパスし3番手にポジション・アップした。
<14時11分>
2番手の1フェッテル/レッドブルは5アロンソ/フェラーリの背後から、オーバーテイクのチャンスをうかがう。
<14時12分>
2ウェバー/レッドブルが1コーナーで6マッサ/フェラーリに接触、フロントウィングを失ってしまった。
1フェッテル/レッドブルがアスカリ・シケインで5アロンソ/フェラーリをパス。
<14時13分>
2ウェバー/レッドブルはパラボリカで止まりきれず、そのままウォールに突っ込み、ここでレースを終えることになった。
<14時14分>
2ウェバー/レッドブルと接触した6マッサ/フェラーリは9番手までポジションを落としている。
<14時15分>
1フェッテル/レッドブルに抜かれた5アロンソ/フェラーリはペースが上がらず、その差は3秒近く開いている。
<14時17分>
8周目、1フェッテル/レッドブルは1分28秒台中盤でファーステストラップをマークし、2番手の5アロンソ/フェラーリとの差を4秒としてきた。
<14時18分>
16小林可夢偉/ザウバーは現在11番手までポジションを上げてきた。
<14時19分>
3番手の7シューマッハ/メルセデスに3ハミルトン/マクラーレンは何度となく追い越しを狙うが、7シューマッハ/メルセデスは巧みにブロック。2番手の5アロンソ/フェラーリとの差が少しずつ開き始めてきた。
<14時21分>
14スーティル/Fインディアがストップ。マシンを降りてしまう。
<14時22分>
11周目、トップの1フェッテル/レッドブルと5アロンソ/フェラーリの差は7秒弱まで開いた。
<14時23分>
13周目、3ハミルトン/マクラーレンがホーム・ストレートで7シューマッハ/メルセデスに並び、1コーナーでオーバーテイク。しかし、7シューマッハ/メルセデスは再びポジションを戻す。そして、その争いに4バトン/マクラーレンが追いついてきた。
<14時25分>
トップの1フェッテル/レッドブルは1分28秒台前半のファステストをマーク、2番手の5アロンソ/フェラーリに比べ1秒近く早いラップタイムで、両者の差は8秒まで開いた。
<14時26分>
15ディ・レスタ/Fインディアがピットインし、16小林可夢偉/ザウバーがポイント圏内の10番手までポジションを上げてきた。
<14時28分>
3ハミルトン/マクラーレンが7シューマッハ/メルセデスをパスしようとしてコースをはみ出てしまい、失速した。その隙を見て4バトン/マクラーレンが4番手にポジション・アップ。そのままの勢いのままアスカリ・シケインで7シューマッハ/メルセデスをパスした。
<14時29分>
7シューマッハ/メルセデスは17周目にピットイン。ソフト・タイヤを装着して、コースに戻った。
<14時30分>
トップを走る1フェッテル/レッドブルと2番手の5アロンソ/フェラーリの差は10秒まで広がった。5アロンソ/フェラーリと3番手の4バトン/マクラーレンとの差は6秒弱。
DRS計測開始地点からDRS使用可能地点の間で前車の約1秒以内にいればDRSが使用可能。DRSは、DRS使用可能地点からブレーキを踏むまで使用できる。