F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
グリッド=4番 / 決勝=3位
「フェラーリのレーシング･スーツを着て、この素晴しい表彰台に立つ気持は格別だよ。昨日も表彰台は狙えるといっていたけど、クルーの見事な仕事ぶりもあって、好スタートを切って、その目標を実現することができたんだ。バルセロナのときとおなじように最高の出足だったけど、今回はいずれ抜かれることを覚悟していたよ。それでも、ファンの声援を聞きながらセーフティ･カーの後ろを走れる喜びは大きかったね。フェッテルははるかに速く、先行されるのを止める術はなかったんだ。ソフト･タイヤを履いているあいだ、マクラーレンには抵抗できたけど、ミディアムでは勝手が違って、あと2〜3周で表彰台を奪われるところだったよ。それでも嬉しい結果だし、開幕からずっとそうだったように、僕たちのマシンは予選より決勝で真価を発揮したね。去年のような1-2フィニッシュができればそれに越したことはないけど、今は冷静に現実をうけいれるべきだね。これからひとつでも多くのレースで表彰台に立って、ドライバー選手権の順位を上げていきたい」。

◆フェリペ･マッサ
グリッド=6番 / 決勝=6位
「今日は表彰台を争えたところだから、6位という結果では喜べないよ。残念ながら（マーク･）ウェバーが引き起こしたアクシデントの影響が大きくて、10番手まで順位を下げてしまったんだ。上位に追いつくには多くのマシンを交す必要があって、すぐ後ろまできたときはすでに手遅れだったよ。ウェバーがぶつかってきたのはホイールのところだったから、スピンはしたけど、ダメージはなかったんだ。本当にに残念だよ。ミディアム･タイヤを履いて、消耗の少ない状態で走っていた最後の走行でもマシンの感触はよかったから、よけいに悔いが残るよ。残る6戦では、もう少しツキに恵まれて、いい結果を残したいところだね」。