ピレリ、日本GPと韓国GPへのタイヤ選択を発表
2011年9月16日、ミラノ
2011年〜13年の3年間にわたってF1の単独タイヤ・サプライヤーを務めているピレリは、来月の日本GPと韓国GPへの供給タイヤ・コンパウンドを明らかにしました。
日本GPにはPZeroホワイト・ミディアム・タイヤとPZeroイエロー・ソフト・タイヤが選択され、韓国GPにはPZeroイエロー・ソフトとPZeroレッド・スーパーソフトが選択されています。
日本GPが開催される鈴鹿サーキットは、有名なスプーン・カーブや130Rなど、高速域から中速域まで幅広い種類のコーナーがあります。そのため、PZeroホワイトの守備範囲の広さが理想的であり、これまで多くのレースで使用されてきた通り、オプション・タイヤとしてPZeroイエローが供給されます。
昨年初開催となった韓国GPは、グリップレベルが低く、タイトでツイスティなサーキットです。そのため、モナコやカナダ、ハンガリーやシンガポールと同様に、PZeroイエロー・ソフトとPZeroレッド・スーパーソフトが選択されました。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「我々の持ち得たデータを慎重に分析した上で、各サーキットの特性に最適と思われるタイヤ選択を決定しました。鈴鹿はGTレースや2輪のレースで経験がありますが、一方の韓国は誰もがまだ学習の途上です。しかしながら我々は最先端のシミュレーション技術を駆使し、我々が経験したことのないサーキットであっても各タイヤの挙動特性を正確に予測することができます。我々のレンジの中で性能が高く最もダイナミックなタイヤであるスーパーソフトは、韓国GPのレース戦略のカギになるでしょう。日本GPでは、我々のホームレースであったイタリアGPでも使われたミディアムとソフトの組み合わせが、非常にエキサイティングなレースを演出してくれるはずです」