オリジナル リリース-フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【日本GP プレビュー】
Q.鈴鹿のレースは楽しみですか?
エイドリアン・スーティル(以下、スーティル):もちろん。日本が大好きだし、今年始めの不幸な災害があったにもかかわらず、レースが開催されて嬉しいよ。これはいい兆候だと思う。鈴鹿は素晴しいサーキットで、僕のドライビング・スタイルに合ってるし、好きなコースのひとつだよ。韓国や初開催のインドも楽しみで、いいサーキットでのレースが続くんだ。
Q.鈴鹿があなたにとって特別なのはなぜですか?
スーティル:ドライバーの腕がモノをいうからだね。S字や全開で抜ける130Rなんて、ほかにないコーナーも多いんだ。1周のうちに、あれほど素晴しいコーナーが続くサーキットも珍しいし、それだけに上手く走れたときの気分は格別なんだ。F3時代に1年間を過ごしたことがあるから、第二の故郷でもあるね。
Q.VJM04は鈴鹿を走るのに最適のマシンと言えますか?
スーティル:そう思う。去年は序盤戦が好調だったのに対して、鈴鹿のころには苦しくなってたんだ。ここ4レースの内容から見て、鈴鹿ではポイント獲得が期待できるだろうね。
◆ポール・ディ・レスタ
Q.この4レースで3回ポイントを獲り、いい状態で終盤戦を迎えられるのではありませんか?
ポール・ディ・レスタ(以下、ディ・レスタ):すごく前向きな気持だよ。中盤からチームにまとまりが出てきて、いい戦いができてる。シンガポールに持ち込んだ新しいパーツが効果を発揮して、いい結果につながったよ。チームの優秀さを物語る出来事で、みんなの努力が好結果に結びついてるんだ。
Q.フォース・インディアには勢いがありますが、ランキング5位を狙えるでしょうか?
ディ・レスタ:もちろん可能だけど、実現するのはそうとうな幸運に恵まれる必要があるだろうね。肝心なのは2台揃ってポイントを獲得することだけど、サーキットによってはルノーがかなり手強いんだ。もちろんあきらめはしないけど、かなりのポイント差があることも事実だよ。
Q.鈴鹿を攻略する準備はできていますか?
ディ・レスタ:鈴鹿はドライバー全員が大好きなサーキットで、いろいろなことが言われてるんだ。去年、初めて日本を訪れて、この目でコースを見たよ。歩いただけでも、コース幅が狭くて、難しいコーナーが多いコースだということが判ったよ。技術的にも工夫が必要で、ライン取りに自由度があるから、金曜のフリー走行では、いろいろなことを勉強しなければならないだろうね。