オリジナル リリース-フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【韓国GP プレビュー】
◆エイドリアン・スーティル
Q.韓国GPはこれで2回目ですが、去年のレースで記憶に残っていることはありますか?
エイドリアン・スーティル(以下、スーティル):天気は悪かったけど、サーキット自体の印象は良好だったんだ。縁石がないヵ所を含めて、未完成の部分が残っていたとはいえ、レイアウトは流れのあるなかなかのものだったよ。今年はかなり変わっているだろうね。F1マシンを走らせるとどうしてもそうなるんだけど、減速区間の路面が荒れているはずだよ。
Q.とくに気に入っているセクションは?
スーティル:最初のセクターはストレートとヘアピンで追い越しに適してて、3番目は高速コーナーを含むセクターなんだ。好きなのは素早く向きを変えるターン7〜9まで。最後も鈴鹿の前半を思わせる連続コーナーだね。というわけで、いろいろな要素が上手く組み合わされていると思う。
Q.シーズンも終盤ですが、これまでの経過には満足していますか?
スーティル:僕自身は安定した戦いができたよ。ミスが少なかったしチームの仕事ぶりも良かったと思う。去年とは逆に、シーズンが進むにつれて強くなってきたんだ。だから残りのレースは特に重要で、ぜひともいい成績を残さなければならないね。
◆ポール・ディ・レスタ
Q.初めての日本GPはどうでした?
ポール・ディ・レスタ(以下、ディ・レスタ):聞いていたとおり、難しいけど楽しいサーキットだったよ。ただ、せっかくの好スタートをポイントに結びつけられなかったのが残念だよ。セーフティ・カーの出るタイミングが悪くて、戦術を活かせなかったんだ。韓国では借りを返さないとね。
Q.今回も3戦連続で初めてのサーキットを走ることになりますが?
ディ・レスタ:そのとおり。それにこのあとのコースも、全部走ったことのないところばかりなんだ。アブダビは去年オーディションで少し経験したけど、それ以外は歩いてみたことがあるだけのサーキットだから、憶えなければならないことがたくさんあるよ。しかも韓国シミュレーターでも半日しか使えなかったから、ますます大変だよ。
Q.かぎられた経験から、コースについてなにか言えることはありますか?
ディ・レスタ:性格の違うセクターがあって、そのなかには決定的に重要なヵ所も含まれています。最初の低速セクションでは、うちのマシンの強みが発揮できるだろうね。2番目と3番目のセクターは高速で、流れを壊さないことが大事なんだ。あと、ピレリが持ち込むのはソフトとスーパーソフトで、この組み合わせは僕たちに合ってるんだ。