オリジナル リリース-スクーデリア・フェラーリ・マールボロ【インドGP(日)】
◆フェルナンド・アロンソ
グリッド=3番 / 決勝=3位
「初めてのインドGPで表彰台に立って、新しいトロフィーを手にすることができたよ。だけど、今回はダン・ウェルドン(インディカー)とマルコ・シモンチェリ(MotoGP)という二人の素晴しい仲間を失ったばかりだから、表彰台に立ってもいつものように喜べなかったよ。13ポイント差で、まだランキング2位が可能な位置にはいるけど、最近はマクラーレンは素晴しい状態だから、逆転するのは難しいだろうね。常に2台のレッドブルとマクラーレンがいるから、何かが起こらなければ表彰台には立てないというのが現実だよ。チームはスタートのわずか20分前に判明したフロント・ウイングの問題を解決してくれたんだ。スタートはあまりよくなかったから、すぐに(ジェンソン・)バトンの先行を許すことになったんだ。(マーク・)ウェバーを追っていたんだけど、相手のスピードが落ちたから、前へ出られたんだ。我慢していたのが報われたというわけさ。次のアブダビは特殊なレースだけど、そのまえにフェラーリ・パークのゴルフ場でリラックスするつもりだよ。それから日曜の夜には、まだ手元にない唯一のトロフィーを持って帰りたいね」。
◆フェリペ・マッサ
グリッド=6番 / 決勝=リタイア
「こんなレースのあとじゃ、あまり話すこともないよ。表彰台に立てると思っていたレースで完走を逃したんだから、もちろん残念だよ。(ルイス・)ハミルトンとの接触については、競技委員長とまったく違う考えで、処分を受けるようなことじゃないと思う。いつもどおりのラインを通っていつものように減速しただけだからね。グリップが低くて止まらなかったから、どうしようもないよ。今年は何度ハミルトンとぶつかったか判らないよ。そのことについて話し合おうとしたけど、応じてくれなかったんだ。今日のことは早く忘れて、最後の2レースについて考えた方がいいだろうね。残りの2戦はどちらも特別なレースだよ。アブダビはフェラーリにとって地元みたいなものだし、サーキットのすぐそばに、広大なフェラーリ・パークがある。最終戦の地元、インテルラゴスが僕にとってどういう意味を持つか、改めて言うまでもないね。インドへの旅は、1日も早く忘れてしまいたい思い出になったけど、この国自体は、本当に素晴しかったよ」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】