F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆マーク･ウェバー
「ブラジルは、シーズンでベストレースのうちの一つなんだ。スタジアムみたいな雰囲気のこのトラックは、ブランズハッチとフォーミュラ･フォードを思い出すよ。ブラジルの人たちはモータースポーツが大好きで、すごく熱心なんだ。彼らには、ピケ、セナ、フィッティパルディ、それからルーベンスのような、本当に素晴らしいドライバーがいるからね。ブラジルにはいい思い出があるよ。ここではいつも上手くやってきたし、いい結果を残したいね。それが、最後のレースでシーズンを締めくくる最善の方法なんだ」。

◆セバスチャン･フェッテル
「インテルラゴスのファンは情熱的だし、反時計回りのトラックで、F1で高度が最も高い位置にあるトラックだから、ブラジルはいつも刺激的なんだ。サンパウロは海抜約1kmの位置にあるから、ちょっとやっかいだね。このトラックは反時計回りだから、長い左回りのコーナーは首の筋肉に負担がかかるんだ。いつもとは逆だよ。いつもサンパウロにいく前に、そこで使う筋肉を鍛えるために特別なトレーニングをしてるんだ。もっともオーバーテイクが多いポイントの一つが最初のシケインで、いわゆるセナSと呼ばれてる場所だよ。そこで前のマシンのスリップストリームに入ったまま、完璧なブレーキングができれば、そのマシンをパスできる。もし雨が降るとしたら、一つ大事なことがあるね。サンパウロは雨が降りやすいし、そうなればアクアプレーニング（マシンが水に浮いて制御できない状態）が起きやすいから」。