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セバスチャン・フェッテル インタビュー 「ずっと前から、このクルマで走ってたようなフィーリングさ」

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Q.オフテストが始まりました。
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):
今朝はものすごく寒かったし、2ヶ月ぶりのF1ドライブだったから、慣れるまでにはちょっと時間がかかったかな。でも数周もしたら、すぐに感覚が戻ってきたよ。

Q.新車の第一印象は?
フェッテル:
去年に比べると、ものすごくグリップがない。でもそれはレギュレーションが変わって、事前に予想されたことだしね。去年のクルマは、ブロー・ディフューザーを中心に据えて設計されたクルマだった。でも今年はそれが禁止されて、違うコンセプトで行かなければならなかった。当然、グリップ性能は落ちるよね。これも数周も走ったら、すぐに慣れたよ。もうずっと前から、このクルマで走ってたようなフィーリングさ(笑)。

Q.トラブルは?
フェッテル:
初テストだからね。いろいろ細かいのが出たけど、でもあくまでマイナートラブルだよ。そのつど止まって、ガレージが狭いから作業は大変だったけど、すぐに解決できた。そんな状態でも今日は100周近く走れて、周回のたびにクルマへの理解が進んで行った。順調な初日だったよ。

Q.まだ早いと思いますが、今季に向けての手応えは?
フェッテル:
ほんとに早いね(笑)。まだ全然わからないけど、でも間違いないのは、ライバルたちとの差は去年より確実に縮まってるだろうということだね。レギュレーションがどんどん厳しくなってるから、とんでもなく違うクルマは作りようがない。まだメルセデスは新車を出してないけど、おそらく似たようなトレンドのはずだよ。僕らのクルマにしても、何も革命的なところはない。例年のことだけど、基本に忠実に、しっかり作ってるだけだ。そしてシーズンが始まってからも、方向性を間違えずに順調に開発を進める。レース現場ではトラブルやミスを極力減らして、コンスタントに結果を出す。大事なのは、それだけだよ。

【柴田久仁夫】
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