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鈴鹿会場50周年特別会見全録-2/3

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1/3から続く)


今年のフォーミュラ・ニッポンは面白くなる!!-2/3
     ・・・A .ロッテラー、佐藤琢磨、松田次生、塚越広大


—-続いて塚越選手、残っているのは表彰台のトップですが。
塚越広大(以下塚越):はい。

120306vo1tu.jpg—-今日のレースのトップタイムが、JP(デ・オリベイラ)が1分50秒台、佐藤琢磨とアンドレ・ロッテラーが1分51秒台に入ったということですが、後方の水しぶきの中で、視界の悪い状況の中でのタイムということで、いかがですか?
塚越:今日は、イベントということで、無茶してぶつかっちゃったらイベント台無しになっちゃうので(笑)。あのポジションからだと、ちょっと、自分のペースで走るのは難しかったので、最初は前のクルマと間を開けて、まぁ、せっかくの機会なので、どいういクルマだったか思い出しながら勝ちいったんですが、乗ったのは去年のJAFグランプリ(11月の富士のスプリントカップ)以来の雨だと思うんですが、いろいろと自分としてもトライできたし、このセットでもいけることが分かって、いいセッションだったと思います。タイム的には、JPに負けたのは、ちょっと悔しいな、と思いましたが、明日からのテストで、その辺を詰めていければ、と思います。

—-今回、西コースの路面が改修されて舗装が新しくなりました。その辺りの状況はいかがですしたか?
ロッテラー:路面が凄くスムーズで、グリップレベルがとても高くなったから、クルマのセットアップを少し変えなければと思う。以前は、バンプピー名と頃もあった。でも、それがいやだったわけじゃない。たとえば130Rは、今はスムーズになって前回でイケルけれど、テクニカルなところを考えると、難しいところがあることも、ドライバーとしては楽しいところだったと思う。アスファルトが変わってスムーズに行けるのもいいんだけれど、チャレンジングな部分があるのも嫌いじゃないからね。

—-琢磨選手は、フォーミュラ・ニッポン参戦がホンダの法被言う階でのサプライズでしたが、現時点で、スポット参戦の予定などをお聞かせください。
琢磨:もう、ラウンドゼロで、オシマイみたいな(笑)。スケジュールを見て、シーズン中は無理があるかな、と。6月の可能性はあるかと思いましたが、新たなレースが追加になってアメリカのレースが5周連続になってしまったし、その後、F1と違って夏休みがないので、3月開幕から9月までに16戦ですから、シーズン中はちょっと難しいかな、と。まだ完全に決まったわけではないんですが、その辺り、慎重に見ていきたいですね。

ただ、秋の最終戦、ここ鈴鹿には、確実にカレンダーとしては空いているので、スポット参戦は件亭していると思います。

120306vo1ts02.jpg—今回、ラウンドゼロを走れたのは、よかった、と。

琢磨:そうですね。本当に、今回は、クラシックF1で参加することが決まっていたんですが、みなさんのご協力で、早急にクルマを用意していただいて、せっかくなら、ラウンドゼロから、ということで、今日、走ることになったんですが、高いレベルなので、簡単にポンと乗ってうまくいくようなもんじゃない、と思っているので、今回走れるのはチャンスだと思っていました。明日のテストも参加しますが、てんこゔがちょっとよくないんじゃないか、というのか懸念なんですが、できればドライとウェットをもう少し走ってクルマを理解したいと思います。

—-フォーミュラ・ニッポンのレベルの話が何度か出ていますが、端的にどのようなクルマですか?
琢磨:そうですね。ウィングカーという車体の下面でダウンフォースを発生するクルマなんですが、クルマのの重さで言うと、インディカーも重い。でも、インディカーは、クラシックというか、ダウンフォースの上がりかたもリニアなんですね。だから、滑るなら滑ったまま、ハイスピードでも同じような挙動なんですけど、今回フォーミュラ・ニッポンでは、正確なスピードは分からないですけど、今日のギヤで言うと3速以上、たとえばダンロップ(コーナー)から駆け上がってデグナー(カーブ)に行くくらいまでに、突然、ダウンフォースが段付きで上がるような。

ハイスピードのキャラクターと、シケインとかヘアピンのロースピードが全然違うんですね。その辺りを自分のものにしていくのはちょっと、こう時間がかかるかな、と。それから、セッティングを変えたらどうクルマが変わるのかも、今日はまったくできなかったですし、(同じチーム無限の)山本尚樹選手が、今日はスピードのある走りをしていましたね。(去年の)春にもポールポジションを取って、チームにもすばらしいデータがあるので、それを見て、いろんなことを勉強したいな、と。今日の朝の10周では、さすがにそれはできなかったんですけど、さっき言った通り、ラップタイムから見ても、コーナリングスピードが非常に速い。中高速域で速いし、あとは、低速
でキャラクターが変わるクルマをどう乗りこなすか、というのは凄く大きなチャレンジだと思います。


120306vo1gu1.jpg—-松田選手は、古巣に戻って、以前もスポットでは参加していますが、古巣は、いいものですか?(笑)

松田: 確かに、いいのはいいんですが、ただ、星野監督のチームですから、背負うものは大きいですし、そういう部分では言い訳できないですから、自分野中では、嬉しい反面、荷が重くなるという部分もありますが゜そこは自分のなかで楽しみつつ、うまく結果を出して行けるようにしたいですね。JP(デ・オリベイラ)も、巧く協力し合って、という部分では賛同してくれているので、お互いに、強いクルマを作って、チャンピオンとチームタイトルを奪還したいと思っています。

—-スポット参戦した去年の富士のJAF戦のスーパーラップでいきなり1番手のタイムを記録しましたが、このマシンは、キャラクターとしては好きな方ですか?
松田:そうですね。まぁ、どっちかと言うと富士はコーナーが少ないので、うまく合わせることができやすいんですが、鈴鹿は久々に乗ったんですが、S字がやはり、リズムの取り方で、リズム的に目が付いていかなかった、というのが正直なところですね。でも、クルマのフィーリングは、凄くいいと思います。

—-塚越選手、2年連続チャンピオンが帰ってきたり、強豪そろいですが、やはり、優勝を狙っていかなければならないのですが、状況は厳しくなっています。シリーズチャンピオンを狙うのでしょうが。
塚越:厳しいというか、やっつける相手が一杯いて、チャンスだと思って臨みたいと思います。

3/3につづく)
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