ピュア、トヨタのファクトリーでエンジン開発へ
ピュアが使用するTMGのファクトリー。
新興エンジンメーカーのピュアは、ドイツにあるトヨタ(TMG)のファクトリーを使用して、エンジン開発を進めていくことが明らかになった。
元ジャック・ヴィルニューブのマネージャーで、BAR(現メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム)の創設者でもあるクレイグ・ポロックが代表を務めるピュアは、2014年からF1チームにエンジンを供給しようと準備を進めている。
ポロックは、イギリスのオートスポーツ誌にTMGと独占契約を結んだと語った。
「われわれとTMGは独占契約を結んだ。契約は長期に及ぶもので、トヨタは現在、テストベンチ、アセンブリー装置を含む施設の準備を進めている。エンジンはトヨタのテストベンチで製造することになる」。
「独自のファクトリーを作らなかった理由は単純で、そうするには時間もコストもかかってしまう。最大の理由は時間的な要因で、ゼロから全てを用意するには、最低でも1年半かかってしまう。それに、トヨタがF1で戦うための最高の施設を持っている。彼らは最新の設備を所有しているし、7月末までに準備ができている必要があったので、今回の契約は正しいものだった」。
また、フランスにある本部では、今後も組織の運営を続けていく。