FIA、フェッテルの行為にペナルティ科さず
処分を免れたフェッテル。
FIA(国際自動車連盟)は、レッドブル・レーシングのセバスチャン・フェッテルが、先週末に行われたマレーシアGPの決勝で、2度中指を立てた行為に対してペナルティを与えないことを明らかにした。
フェッテルはレース中、ナレイン・カーティケヤン(HRT・フォーミュラ・ワン・チーム)をオーバーテイクする際に接触し、中指を2度立て見せていたことが自身のマシンのオンボード・カメラに写り、レース後にもカーティケヤンを、ドイツでは「のろま」を意味する「きゅうり」と呼んで中傷した。これが、ジャン・トッドFIA会長が導入したドライバーの行動規範に違反する可能性があったため、最悪の場合、F1で戦うために必要不可欠なスーパー・ライセンスの剥奪がうわさされていた。
FIAは、今回のフェッテルの行為について、「こういった問題は各GPの(レースの審判的役割を担う)スチュワードに任せてあり、何らかの処分が下されるというようなことは聞いていない」とコメントした。