STINGER レーシングナビ [INDY] 第3戦ロングビーチ決勝
◆[INDY] 第3戦ロングビーチ決勝 W・パワーが優勝。佐藤琢磨は惜しくも8位◆
10グリッド降格してのスタートから返り咲き、見事優勝したウィル・パワー。
4月15日(日)、ロングビーチの市街地コースで、インディカー・シリーズ第3戦決勝が開催された。
レースはポール・ポジションのダリオ・フランキッティが2ストップで走りきる作戦をとり、燃料をセーブしながらペースを抑えてのレースを展開。
一方、前日の予選でポールポジションを獲得しながらも、エンジン交換により10グリッド降格となったウィル・パワーが追い上げて上位に浮上。
パワーは首位に浮上すると、そのまま快走を続け、後続との差を広げた。燃料をセーブしていたフランキッティは、途中でアクシデントに見舞われペースダウン。優勝争いから脱落してしまった。
レース終盤、ホンダのルーキー、シモン・パジェノーが猛烈な追い上げを開始した。パジェノーは4番手からスタートし、3ストップ作戦により全開でレースに臨み、2位に浮上した。
そして首位のパワーまであと僅かに迫ったが0.8675秒届かず、パワーが逃げ切り優勝。ルーキーのパジェノーは2位、3位はジェームズ・ヒンチクリフだった。
佐藤琢磨は2ストップ作戦を選んだが、序盤にアグレッシブな走りで上位に浮上。後半には燃料をセーブしながらも、一時は首位を走るハイパフォーマンスを見せた。
そして、3位をキープしたまま最終ラップに入り、インディ初の表彰台かと思われたが、ここで後続のライアン・ハンターレイが佐藤に追突、スピンした佐藤は不運なアクシデントにより順位を落とし、8位でフィニッシュした。
佐藤にヒットし、3位でフィニッシュしたハンターレイはすぐにペナルティが課され、6位降格となった。
次戦、第4戦は4月28日(土)、29日(日)ブラジル、サンパウロの市街地コースで開催される。
第3戦 ロングビーチ 決勝リザルト
順位 ドライバー チーム / エンジン タイム/差
1 ウィル・パワー Team Penske シボレー 1:54:01.6082
2 シモン・パジェノー S・H・Motorsports / ホンダ +0.8675
3 ジェームズ・ヒンチクリフ Andretti Autosport / シボレー +18.1951
8 佐藤琢磨 R・L・L・Racing / ホンダ +1Lap
9 ルーベンス・バリチェロ KV Racing / シボレー +1Lap
17 セバスチャン・ブルデー Lotus-Dragon Racing / ホンダ +3Lap
出場ドライバー:26人
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◆[INDY] 第3戦ロングビーチ予選 ポール・ポジションはダリオ・フランキッティ◆