F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   ピレリ、’MILES AND MEALS’レシピ本でピレリモーターホームでの美食の秘密を公開

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

ピレリ、’MILES AND MEALS’レシピ本でピレリモーターホームでの美食の秘密を公開

120524P-0.jpg

バトンとグロージャンがモンテカルロのセレブリティ・シェフとして
モーターホームで料理対決

タイヤ、マシン、メカニックたちがレースへ向かうように、材料が料理の’グランプリ’へ

2012年5月23日、モンテカルロ

ジェンソン・バトンとロメイン・グロジャンが、ピレリモーターホームでセレブリティ・シェフとして料理の腕を競い、ピレリのモータースポーツ・ディレクターのポール・ヘンベリーがそれを見守りました。

この二人のドライバーによるチャレンジと、ピレリモーターホームのスペシャリティーのテイスティングは、今日行われた、ピレリのシェフの秘密を明かすレシピ本”Miles and Meals – handcrafted by Pirelli”の発表会を盛り上げました。

“Miles and Meals”は、限定版のプレゼントとしてピレリのゲストなどに配布されます。本書では遊び心を持って、タイヤとリゾットやコンパウンドと材料の類似性を表現しています。これは、モーターホームの楽しい側面を引き出し、タイヤの世界の別の一面を垣間見せています。

ピレリの研究開発ダイレクターでFormula One用P ZeroタイヤとCinturatoタイヤの生みの親であるマウリツィオ・ボイオッキは、本書冒頭で「良いタイヤを作ることは、美味しいリゾットを作ることに似ている」と述べています。

この本では、キッチンレシピとタイヤ・コンパウンドを並行して解説して行く構成になっています。キッチンレシピとタイヤコンパウンドは、ともに最高品質の材料とその調和のとれたバランス、一定のチェック機能と長年の経験、タイヤを使用しているチームあるいはモーターホームにおけるゲストなどに対する心配りによって生み出されるものです。もう一つの共通の要素は、人のノウハウです。キッチンでは、匠の技は重要ですが、現代のレース用タイヤの製造現場で求められる最先端技術はあまり重要ではありません。ここでは小見出しでのひとつのキーワードである「ハンドクラフト」が反映されており、ピレリのエンジニアによる、測定や分析、準備などのプロセスを写真で見せています。
“Miles and Meals”はホスピタリティマネージャーのクリスチャン・スタウレンギ(Cristian Staurenghi)のもとで活躍する、ピレリのヘッドシェフ、ファブリツィオ・タンファニ(Fabrizio Tanfani)のレシピを公開しています。

この本では、レースで世界中を飛び回る中で生み出された最高の料理の中から、その一部が紹介されています。レシピは当然イタリア料理ですが、年間を通して訪れる国々のフレーバーを散りばめています。特にパスタに関しては、Formula Oneに関連したオリジナリティあふれる写真でお楽しみいただけます。

写真では、アニョロッティ(ラビオリの一種)を使ってレーシングカーがコーナリングしている様子や、松の実のタイヤをつけたパッケリ(パスタの一種)のシングルシーターがトマトで作られたストレートを走っている様子が表現されており、塩がグラベルになりバジルがグリーンライトになっていたりしています。また、8本足のタコがメカニックになり、最速のピットストップを行う準備万端である様子を想像させます。

各レシピでは、タイヤから見たそれぞれのサーキットとキッチンから見たそれぞれのサーキットが語られています。

よく探せば、ニューデリーの市場でもトスカーナ料理に使用される食材を見つけることは可能です。アボカドが地中海シーフードサラダの付け合せに最適であるように、オーストラリア・アンガス・ビーフは典型的なイタリアンステーキのベストチョイスでした。

そしてまた、ピレリモーターホームとエンジニア達のバックステージ物語などもふんだんに盛り込まれています。

ここには、もともとはマレーシアの赤道直下の暑さをしのぐために設けられた短い休息”イタリアン・サンデー”のようなリラックスがあります。レースの現場での日々の会議や戦略分析、データ収集、レース毎のキャンバー角の計算やセットアップなどのハードワークの中で得られる短い休息です。

“Miles and Meals”のレシピは、下記リンクにて近日中に公開予定です。
www.pirelli.com

■ピレリのハウスナンバー
1日に提供される食事数:180
1年間に提供される食事数:21,600(20戦および4回のテスト)
グランプリ毎の食事数:約600
肉:18 kg /1日、90 kg /1グランプリ
魚:12 kg/1日、60 kg/1グランプリ
パスタ:10 kg /1日、50 kg /1グランプリ
オイル:15 リットル/1週
パン:50バゲット/1日
水:500ミリリットルボトル1500 本/1週
コーヒー:2000〜2500 杯/1グランプリ
ミルク:100 リットル/1週(カプチーノや紅茶と共に)
フルーツ:35 Kg/1週
椅子:38
ランチでは、チームとゲストで1テーブルを平均約4回使用し、150食が提供される。
ホスピタリティで働くスタッフ:8名(ウエイトレス3名、シェフ2名、Federica Mariniマネージャー、Cristian Staurenghiマネージャー、Fabrizio Tanfaniヘッドシェフ)
キッチンのサイズ:幅2.50 メートル、奥行き7 メートル
モーターホームのサイズ:85平米

120524P-1.jpg

120524P-2.jpg

120524P-3.jpg

120524P-3.jpg

120524P-4.jpg

120524P-5.jpg

120524P-6.jpg

120524P-7.jpg

120524P-8.jpg

120524P-9.jpg
記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER