STINGER レーシングナビ 6月7日号
【 レース 】
◆トヨタ・レーシング ル・マンテストデーに参加◆
トヨタTS030ハイブリッド。画像はポール・リカールでのテストの様子。
トヨタ・レーシングは6月3日(日)、2台のTS030ハイブリッドをル・マン24時間レースのテストデーに参加させた。
これまで7号車のみでテストをこなしてきたトヨタ・レーシングにとっては、今回初めて2台の車両を走らせることなった。
2台のTS030ハイブリッドは、ボディカラーをこれまでのレッドから、新たにトヨタ・ハイブリッドブルーをまとい、テストに臨んだ。
2回に分けて行われたセッションでは、両セッションの最高速度ランキングのトップ2を記録する快走を見せた。
また自転車事故に遭い、擦過傷を負った8号車のステファン・サラザンは、回復のため今回のテストデーは不参加となったが、レースウイークには参加が予定されている。
なお今回、ル・マン24時間レース初参戦となる中嶋一貴、セバスチャン・ブエミの2人に参戦条件として義務付けられている10周の走行も午前中には滞りなく完了した。
今年のル・マン24時間レースは、6月16日(土)、17日(日)に開催される。
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◆JRMレーシング ル・マンテストデーに参加◆
2011年にFIA GT1世界選手権でドライバーズチャンピオンを獲得したJRMレーシングが、ル・マン24時間レースのテストデーに参加した。
昨年に日産GT-R GT1でFIA GTに参戦したJRMレーシングは、今年からホンダHPD ARX03aでル・マンへ初参戦となっている。
テストには、ドライバーのデビッド・ブラバム、ピーター・ダンブレック、そしてF1でも活躍したカルン・チャンドックの3人が参加。
今回がル・マン24時間レース初参加となるチャンドックは、参戦義務となっている10周の走行を完了させた。
テストでJRMレーシングは総合11位のタイムを記録し、初めてのル・マンの走行を無事に終了させた。
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◆[NASCAR] スプリント・カップ・シリーズ第13戦◆
6月3日(日)、米国デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第13戦「フェデックス 400」が開催された。
決勝レースは9周目、ランドン・カシルとトニー・スチュワートが接触しスピン。これに後続車両が衝突し、激しい多重クラッシュが発生。
12台が巻き込まれたこのクラッシュにより、レースは序盤から赤旗中断になってしまった。
再開後はトヨタのマーク・マーティンが首位に立ち、その後はカイル・ブッシュが首位に浮上し、トヨタの1-2体制が築かれた。
レースが折り返しとなるころには、今度は上位へシボレー勢が浮上。ジミー・ジョンソン、ケヴィン・ハーヴィックのシボレー2台がトップに立った。
これにフォードのマット・ケンゼスが続いた。
この日はシボレーが強く、ジョンソンが逃げ切り優勝、ハーヴィックが2位。ケンゼスは3位となった。
次戦、第14戦は6月10日(日)、ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。
第13戦 フェデックス 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 2 48 ジミー・ジョンソン シボレー 400
2 6 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 400
3 5 17 マット・ケンゼス フォード 400
28 31 42 ファン・パブロ・モントーヤ シボレー 296
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◆[NASCAR] ネイションワイド・シリーズ第12戦◆
6月2日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズ第12戦「5アワー エナジー 200」がドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
決勝はトヨタが圧倒的な強さを見せることとなった。
レース序盤からジョーイ・ロガーノが首位を走行。長いグリーン下での走行により、2位以下との差を大きく広げた。
138周には、首位のロガーノに2位のライアン・トゥルークスが迫り、さらにブライアン・スコットが3位に浮上したことにより、トヨタが1-2-3体制を築いた。
終盤にはトヨタ同士による激しいバトルとなり、上位3台のトヨタに続いてカート・ブッシュが4位に浮上し、トップ争いが展開した。
この段階ではトゥルークスが首位を奪取しており、ロガーノとの差は約2秒以上。トゥルークスが地元で初優勝を飾るかと思われていた。
しかし194周目に周回遅れのマシンに苦戦しているトゥルークスにロガーノが接近。ここでトゥルークスをパスし、ロガーノが首位に返り咲くと、そのままのハイペースで優勝を勝ち取った。
トゥルークスは惜しくも2位となったが、3位にスコットが入り、表彰台をトヨタが独占した。
次戦、第13戦は6月16日(土)、ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
第12戦 5アワー エナジー 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 2 18 ジョーイ・ロガーノ
トヨタ 200
2 1 20 ライアン・トゥルークス トヨタ 200
3 5 11 ブライアン・スコット トヨタ 200
30 17 7 ダニカ・パトリック シボレー リタイヤ
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◆[NASCAR] キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第6戦◆
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第6戦「ルーカス オイル 200」が6月1日(金)にドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
レースを制したのはトヨタのトッド・ボダインで、久しぶりの勝利となった。
ボダインは徐々に順位を上げるレースを展開していたが、69周目にタイヤトラブルにより単独スピン。
上手く車両をコントロールしたためダメージはなかったものの、タイヤ交換のため16位まで後退してしまった。
そして111周目に雨が降り出したためレースは赤旗中断。再スタート後のコーションラップ中に上位がピットインしたため、ボダインは一気に2位に浮上した。
ここで首位を奪取したボダインは、その後のイエローコーションでも首位をキープ。
143周目に再び雨が降り出し、再度赤旗中断となったが、天候回復が見込めないことからレースはこの時点で終了が決定。
ボダインは37戦ぶりの勝利を獲得し、2位はパーカー・クリガーマン、3位はケヴィン・ハーヴィックとなった。
次戦、第7戦は6月8日(金)にテキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。
第6戦 ルーカス オイル 200決勝結果
順位 予選 No. ドライバー 車種 周回
1 13 11 トッド・ボダイン トヨタ 147
2 11 29 パーカー・クリガーマン RAM 147
3 1 2 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 147
4 18 30 ネルソン・ピケJr. シボレー 147
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◆[トライアル世界選手権] 第3戦日本 トニー・ボウが優勝◆
6月3日(日)、ツインリンクもてぎで、トライアル世界選手権、第3戦の決勝2日目が行われた。
決勝はホンダのトニー・ボウが僅差でアルベルト・カベスタニーを下し、優勝。
土曜日の決勝1日目も優勝していたボウは、第3戦を完勝した。
2位、アルベルト・カベスタニーも一時はトップポイントだったが、ボウに逆転されてしまい僅か1点差で敗れることとなった。
3位の藤波貴久も暫定で首位に立っており、ボウとカベスタニーのポイントによっては優勝もありえたが、惜しくも逆転されてしまった。
トライアル 第3戦 リザルト
順位 No. ライダー マシン
1 1 トニー・ボウ ホンダ
2 4 アルベルト・カベスタニー シェルコ
3 3 藤波貴久 モンテッサ ホンダ
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【 放送スケジュール 】
◆今週のレース放送スケジュール◆
F1カナダGP
放送チャンネル:フジテレビCSHD(生放送)
6/8(金) 22:55〜24:40 金曜フリー走行1
6/8(金) 26:55〜28:40 金曜フリー走行2
6/9(土) 22:55〜24:10 土曜フリー走行3
6/9(土) 25:50〜28:00 公式予選
6/10(日) 26:50〜29:50 決勝
放送チャンネル:BSフジ
6/10(日) 17:00〜18:00 公式予選
6/11(月) 22:00〜23:50 決勝
インディ第7戦テキサス
放送チャンネル:GAORA
6/10(日) 9:00〜12:30 (生放送)
6/10(日) 22:30〜25:30
SUPER GT 第3戦セパン
放送チャンネル:J SPORTS 4
6/9(土) 17:20〜18:50 予選 (生放送)
6/9(土) 24:00〜25:30
6/10(日) 7:30〜9:00
6/10(日) 15:00〜16:30
6/10(日) 16:30〜20:00 決勝 (生放送)