シューマッハ、引退についてコメント 「勝つこと以上に意味のあることを学んだ」

4日(木)、鈴鹿で今季限りでF1を引退することを発表したメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームのミハエル・シューマッハは、引退について、自身の公式サイトで次のようにコメントした。
「今シーズン終了とともに、F1を引退することに決めたんだ。だけど、僕はまだ世界最高のドライバーたちと戦うことができる。そのことを誇りに思うし、それにF1復帰したことを後悔しなかった理由のひとつなんだ。この3年間、パフォーマンスを維持できたことに満足してる。だけど、いつかはさよならを言わなければいけないんだ」。
「先週の時点で、すでに僕には続けていくだけのモチベーションとエネルギーがあるかわからなかったんだ。100%確信していない状態で何かをするのは、僕のスタイルじゃない。今日の発表で、そのことから開放されたと感じてる。結局、勝てずにただ走るだけが僕の目的じゃないし、走る喜びは、競争することで強まるんだ」。
「2009年の終わりに、僕はまた成功したいと言ったし、それがこの3年間でいろいろといわれた理由なんだ。この3年間で僕らがタイトルをかけて戦うマシンを開発するという目的を達成できなかったということに、疑う余地はないよ。だけど、F1で成し遂げてきたことは全体的に、今でもすごく満足してるんだ」。
「この6年間、僕自身についてもたくさんのことを学んだし、そうできたことに感謝してる。たとえば、集中を失わずに、自分を解放する方法とかね。それは、勝つこと以上に意味のあることなんだ。以前は見えていないことだった。だから、大好きなことをできることに感謝しないといけないね。それが人生に意味を持たせるんだ。視野を広げることができたし、リラックスしてるよ」。
「信頼してくれたダイムラー、メルセデス-ベンツ、チームに感謝してるよ。それから、モータースポーツで楽しいときを過ごすために僕をサポートしてくれた友達、パートナー、仲間たちにもね。特に、いつもそばで喜びを分けてくれて、好き勝手させてくれた家族には感謝してるよ」。




