小林可夢偉 Q&A 「これから、さらに力強いレースができそうです」
ザウバー・F1・チームは、日本GPで自身初の表彰台に上がった小林可夢偉にインタビューをおこなった。
Q.可夢偉、昨日やり遂げたことを実感してますか?
小林可夢偉(以下、可夢偉):正直、わからいないです。レース終わってからずっと忙しかったんで。昨日の夜は鈴鹿でファンと一緒にパーティしてましたし、今朝は5,000人以上のファンが集まるイベントがあったんで、鈴鹿サーキットに直行しました。あらゆる部分で忙しい週末でした。日本に戻ってくる前、かなり自信がありましたけど、金曜日は期待通りの速さがなかったんで、ちょっと心配でした。それで、予選はイエローフラッグが出たこと意外は上手くいって、レースは最後の最後まで接戦でした。
Q.初めてのポディウムにはどんな意味がありますか?
可夢偉:自分のことをF1ドライバーっだって言うなら、少なくとも一度はポディウムに上がっておかないと、っていつも思ってました。そういうのがないと、なんかF1で戦ってなかったみたいなんで。だから、僕にとっておっきな意味があります。
Q.今回、レース前にみんなの前で頻繁に「ポディウムに上がりたい」といっていましたが、それはかなり大胆な発言でした。何がそれほどの自信につながったのでしょう?
可夢偉:まず、チームをすごく信頼してたんです。次に、僕らのクルマが速いことがわかってました。3つ目に、鈴鹿が僕らに完璧なトラックだってことも明らかでした。それでも金曜日は不安定な部分もありましたけど、土曜日にはまたポジティブになって、フォーメーション・ラップのあと、今回はすべてが上手くいくって強く感じたんです。シーズン中、何度かチャンスがあったんですけど、ツキがなかったんですよね。ポテンシャルが高いことはわかってましたし、今回はすべてがスムーズだったんです。
Q.フィニッシュ・ラインを超えたとき、どんな気持ちでしたか?
可夢偉:プレッシャーが引いてから、すぐにリラックスできました。間違いなく、僕のキャリアですごく重要なレースでした。それから、そうですね、これからはさらに力強いレースができそうですし、コンストラクターズ・ランキング5位(現在は6位)も可能だと思います。
Q.グランドスタンドから母国のたくさんのファンに見守られながらポディウムに上がったときは、どんな感じでしたか?
可夢偉:ことばでは言い表せないですね。母国のファンのみんなが盛り上がってて、すごくうれしそうにしてるのを見るのは、すばらしい気分でした。すごくうれしかったですし、僕はそのことを絶対忘れないです。ザウバー・F1・チームと僕を応援してくれた日本のみんなにお礼を言いたいですね。