F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   写真で振り返るマレーシアGP

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

写真で振り返るマレーシアGP

130327kitajipo001 (1).jpg
オーストラリアGP決勝レースの興奮からわずか4日後、F1ドライバーたちはセパンに集結した。恒例の木曜記者会見は、開幕戦ウィナーと5人のルーキー。今年のルーキー5人は、年齢よりもに見た目がしぶめ?

130327kitajipo001 (2).jpg
心配された雨はなく、金曜日の午前中のセッションがスタート。各車ピレリの新しいハードタイヤでコースを攻めるも、タイヤの摩耗が著しい。タイヤが、レースでの重要なファクターとなりそうだ。

130327kitajipo001 (3).jpg
土曜日午後の予選は、Q2の途中から雨が降り出すという難しいコンディションに。Q3の最後のアタックで、フェラーリのフェリペ・マッサは予選2番手を獲得した。マッサは、実に2010年開幕戦以来のフロントローを獲得。これで、昨年から数えて4戦連続でフェルナンド・アロンソを予選で打ち負かした。フェラーリ復活のカギはマッサが握っている?

130327kitajipo001 (4).jpg
アロンソは、今回のマレーシアGPでF1参戦200戦目を迎えた。2001年、19歳でミナルディからデビューしたアロンソは、10年前のマレーシアGPでF1初の表彰台を獲得。マレーシアは、彼にとってゲンのいいグランプリだ。予選3番手からトップを狙う。

130327kitajipo001 (5).jpg
現地時間午後4時、路面はウェットで、56周レースの火ぶたが切って落とされた!予選3番手のアロンソが、抜群のスタートを見せ、トップのセバスチャン・フェッテルを狙うも、軽く接触してしまう。ピットインはせずに走行を続けたアロンソは2周目、壊れた自分のフロントウイングを踏んでしまい、コントロールが利かなくなったマシンはグラベルへ。アロンソのGP200戦目はリタイアという悔しい結果となってしまった。

130327kitajipo001 (6).jpg
開幕戦でトップを走り、今回もエイドリアン・スーティルがQ3に進出するなど、順調に速さを見せていたフォース・インディアだったが、タイヤのナットが全く入らないトラブルが起き、ピットストップで大きく順位を落とし、結局リタイヤしてしまう。その他にも、ルイス・ハミルトンが古巣であるマクラーレンにピットインしかけたことや、マクラーレン・クルーの作業ミスなど、今回はピットストップが大きな影響を与えるレースとなった。

130327kitajipo001 (7).jpg
セルジオ・ペレスVSロメイン・グロジャンのちょっと危険(?)な二人のバトル。グロージャンは、チームメイトのキミ・ライコネンを突き放し、オーバーテイクを積極的に仕掛け6位入賞。速くてもぶつからないグロジャン。成長の跡がうかがえる。

130327kitajipo001 (8).jpg
各車、最後のピットストップを終え、順位は安定。トップを順調にキープするレッドブルのマーク・ウェバー。2位にはセバスチャン・フェッテル。チームは、二人のドライバーに、ペースを落とし、ウェバー、フェッテルの順で1-2フィニッシュができるよう指示を出した。しかし、後方からフェッテルが猛烈な勢いで追い上げてくる!

130327kitajipo001 (9).jpg
トップ争いの後方約10秒、こちらも熾烈なチームメイトバトルが繰り広げられた。一時、トップに迫る走りを見せたハミルトンも、レース終盤は燃費の問題もあり、大幅にペースを落とす。17年来のライバルであり、親友のニコ・ロズベルグは、ハミルトンを抜こうとするが、チームは、オーバーテイクを許さなかった。順位をキープしたままレースを終えたメルセデス陣営。レース後、ロズベルグは「貸しを作ったらかね。」と、無線でチームへ伝えた。

130327kitajipo001 (10).jpg
マレーシアGP優勝者は、残り10周でチームメイトをパスしたセバスチャン・フェッテルに!ウェバーを強引に抜き去り、フェッテルは、チームの指示よりも、レーサーとして勝つことを選んだ。

130327kitajipo001 (11).jpg
全く笑顔のない表彰台でのレッドブルの二人。ウェバーは、『マルチ21』という”暗号”をフェッテルに言い放ち、指示を守れと激怒した。作戦を無視してしまったフェッテルは、レース後、「僕はミスをした。謝るよ。」とコメントした。開幕2戦目で見られた、各チームの激しいチームメイト・バトル。波乱の幕開けとなった2013年のF1GPは、3週間の休みののち、中国へ舞台を移す。

Photo by Jiri Krenek(from Praha / active pictures)

[まとめ/Atusi Kitami]

記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER