ウィットマーシュ、チームメイト同士のバトルを支持
互いに切磋琢磨させ、さらに強力なチームにしたいウィットマーシュ。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのマーティン・ウィットマーシュ代表は、チームメイト同士のバトルを支持すると語った。
マクラーレンのジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスは、先週末におこなわれたバーレーンGPの決勝でホイール・トゥ・ホイールのバトルを演じたが、ウィットマーシュ代表は2人のバトルを止めようとはせず、そのまま自由に走らせていた。
チームメイト同士のバトルについてウィットマーシュ代表は、イギリスのロイター通信に対してマクラーレンのスタンスを次のように語った。
「チーム内をチーム・バトンとチーム・ペレスに分けてプレッシャーをかけていて、それぞれお互いに勝ちたいと思っている。こちらは2人のチームに介入することはない」。
「チーム・ペレスはチーム・バトンに勝ちたい。この方法はチームを危険に晒すという意見もあり、そう考えるのは当たり前のことだろう」。
「しかし、それぞれのチームのメカニックは、ほかより速いマシンを作ろうとするので、おかげでチーム内にはある種のいい緊張感が生まれる。私はそれは正しいやり方だと思っている」。
チームはレース後にバトンとペレスに話し合いをさせ、レース直後はペレスの走りが”ダーティー”だったと評していたバトンだったが、両者の間にはわだかまりはないと語った。
「話し合ってみて、チーム全体がレースから学んだと思う。あのレースでは、お互いまったく違う結果になっていた可能性もあったけど、チームがチームオーダーを出さずに自由に戦わせてくれるのはすばらしいことなんだ。彼(ペレス)は今回のレースで学んでくれたと思う」。
Photo by Jiří Křenek