FIA、スペインでテレメトリー問題の解決を目指す
スペインではしっかり機能する?(写真は開幕戦オーストラリアGPのザウバーのコクピット)。
元F1ドライバーで、現在はレースの審判的役割を果たすスチュワードを務めることもあるデレック・ワーウィックは、開幕戦から続いているレース・コントロールとマシン間のテレメトリーが機能しない問題が、来週末のスペインGPで問題が解決するだろうと語った。
これは、イギリスのロイター通信が1日(水)に報じたもの。このトラブルにより、レース・コントロールがDRS(可変リヤウイング)を使用禁止区間で使用できないように制御することができず、ドライバーはコース上で振られている”旗”の状況を補助的に伝えるコクピット内のライトが点灯しない状況で走行しなければならなかったが、FIA(国際自動車連盟)は、スペインGPでこの問題を解決するためのアップグレードを施す予定になっている。
シルバーストンを所有するBRDC(英国レーシング・ドライバー・クラブ)の代表でもあるワーウィックはテレメトリーの状況について、「バルセロナにアップグレードを持ち込み、それを使えば以降は上手く機能するようになると(FIAから)聞いている」とコメント。
また、テレメトリーの不具合により、ドライバーへのペナルティーも、従来よりも寛容な姿勢をとるようにFIAから通達があったことも認めた。
「サポート面(テレメトリー)の不足が合った場合はドライバーを攻めることはできない。FIAは罰金を軽くするようにわれわれ(スチュワード)に求めてきたが、それ以外のペナルティーに関しては、同じツールを使用できる」。