WEC第2戦、予選でアウディがトップ3独占!!
スパ-フランコルシャン6時間の予選のトップ3を独占したアウディ。
2013WEC(世界耐久選手権)第2戦スパ-フランコルシャン6時間がベルギーのスパ-フランコルシャン・サーキットで開幕した。
このレースには、トヨタが2013年型のTS030 HYBRIDを持ち込んで注目されたが、5月3日に行なわれた予選は、アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー組のR18 e-トロン・クワトロを筆頭とする、アウディが1-2-3を独占、トヨタは、6月の天王山”ルマン24時間”に向けて投入した低ダウンフォース化した2013年型のTS030 HYBRID(ゼッケン7:アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)が4番手、2012年型(ゼッケン8:アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)が5番手グリッドに甘んじた。
2013年型(ゼッケン8)は、ダウンフォース型。ルーフ上のエアダクト形状や、リヤウィングが新設計。
トヨタ陣営は、2人のドライバーが2周ずつのタイムアタックを行い、その平均タイムで競う予選では、ゼッケン7をブルツと中嶋、ゼッケン8をサラザンとデビッドソンがタイムアタックを担当したが、満足の行くダウンフォースが獲得できず、難攻不落のスパ-フランコルシャンを攻めきれなかった。
LM-GTEプロクラスのフェラーリ458GTEを駆る小林可夢偉は、フリー走行1でベストタイムを記録したが、性能調整で明らかに優位を保っているアストンマーチン・バンテージ(ブルーノ・セナ組)には歯が立たず、同じマシンに乗るジャンカルロ・フィジケラ組に続いく3番手からのスタートとなった。
また、LMP2の井原慶子が乗るローラ・ニッサンは、ノータイムの予選だった。
決勝6時間レースは、午前9時(日本時間午後4時)から20分間のウォームアップの後、午後2時30分(同午後9時30分)にスタートする。
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Photo by AUDI AG / TOYOTA MOTOR SPORTS