佐藤公哉インタビュー(3/4) ◆単純に席が空いたということに対しては喜ぶべき
その3(2/4からつづく)
◆単純に席が空いたということに対しては喜ぶべき
STG:今23歳でしょ?
公哉:はい、23です。
STG:23歳は、決して若くないからね。
公哉:そうですね。
STG:だから焦る必要はないんだけど。良い環境が揃ってるんで、楽しみですね。
公哉:井上さんには結構頻繁に、フォーミュラBMW始めたタイミングで出会ってればなってよく言われます。
STG:「笹原右京が上がってくるときのために、F1のシート暖めとけって言ってるんですよ」って言ってたけど(笑)。
公哉:そうですよね、座ったときに、シートが冷たいと、あんまり(笑)。
STG:そういうルートができてると、みんなが分かるんじゃないかな。
公哉:笹原右京選手も、フォーミュラルノーにどれだけ時間かかるか、彼のレースなのでわからないですけど、後々オートGPがあれば、オートGPをやるとおもうので、その、耕していってるっていう意味でも。
STG:可夢偉の後は、もういないんじゃないかと思ってたんだけど、ついこないだまで。本人(公哉)はそう思っていなかったでしょ?
公哉:僕は、はい、大きい声では言えないですけど、”よし、消えた”と、はい。消えたというか、可夢偉選手の方が全然上の頂点で戦ってて、僕の方がもちろん下で戦ってるんですけど、その、競争してるというか、レースの世界では、単純に席が空いたということに対しては、喜ぶべきでしょうし。
STG:本人(可夢偉)はそう思ってないはずだよね。
公哉:そうですね、「戻る」って。
STG:レースの世界は徹底した弱肉強食の世界だけれど、日本の中ではそれを理解してもらうのがすごく難しいよね。
公哉:ですね。
STG:でも、スポンサーとしては、今は日本から持って行かなきゃいけない状態でしょ? 日本でみんながそういうふうに理解してもらえるといいんだけど。
公哉:はい。
STG:簡単じゃないから面白いんだけどね。
公哉:そうですね。
STG:昔、ホンダの人と、ブリヂストンの人がF1やってるときね、”大変でしょ?」って言うと、”大変ですよー”って言うから、”悪いけど、観てる方は、やってる方が大変なほど面白いからご愁傷様ですけどがんばってください”って言ってた(笑)。そのとおりの言葉を今日はあなたにお届けしますけど(笑)。
公哉:はい(笑)。
STG:分かりました、じゃあ、楽しんで、これからも良いレースを届けて、我々を元気にしてください。
公哉:はい!
STG:ありがとうございました!
公哉:ありがとうございました!