佐藤公哉インタビュー(4/4) ◆番外編〜ガンダムが大好き〜
ガンダムのステッカーが貼られた、公哉愛用の名刺ケース。
その4(3/4からつづく)
◆インドア派のレーサー?!
STG:普段、休みの日とかは何して遊んだりしてるんですか?
公哉:えっとー、周りから、今年チームメイトの黒田選手や、井上(隆智穂)さんとかにも「ダメだよ!」っていわれるんですけど、ちょっとインドアなので(笑)。良く言うとインドアで、悪く言うと引きこもりの気があるので、本当にお休みの日は、こう、お家で、日本では実家住まいなんで実家で、イタリアだと借りてるアパートでおとなしく自炊してご飯食べて、で、ipadに入れてる日本のマンガ読んで。で、夜はちょこっとお酒飲んで、もうそのまま寝るっていう。
STG:そうなんだ!
公哉:すごくこう、平和を愛した休日を、はい、過ごしています(笑)。
STG:じゃあ、特別趣味とかは?
公哉:趣味、そうですね—、無いといえば無いですね。何かこうしないといけないなとは思うんです。やっぱりみなさんこう、ゴルフとかされてたりとか。
あとは、釣りとか……、まぁ、釣った魚食べたいなとは思うんですけど、魚触れないしなぁーみたいな。
STG:(笑)
公哉:なので、外に出ることからはじめます。
STG:(公哉が持参した名刺ケースを見て)名刺ケース、ガンダムのですか?
公哉:はい、ガンダムのシール貼ってます。
STG:ガンダムが好きだったりとか?
公哉:はい!これなんかこう、プラモデルに付いてきて、余ったシール貼ったんですけど。
ここで、取材場所にたまたま置いてあった大河原邦男(ガンダムなどのメカニックデザインなどで有名なデザイナー)の直筆色紙が登場し、子供のようにびっくりする公哉。
公哉:うわぁ〜すげぇ〜!すごい!!すごいですねこれ!
STG:じゃあ、100万で売ってあげる。
公哉:いやぁー……100万で買うより、自分が早く有名になって、こういうのをもらいたいです!
STG:ほー!
公哉:ガンダム大好きですね、僕の母親がガンダム好きで、すごくちっちゃいころから、初代のガンダムからビデオ録ってくれてたんで、昔のガンダムとF1を観て育ったっていう、それで、そのままおっきくなって。
STG:趣味あるじゃないの!
公哉:はいっ、ガンダム(笑)。
STG:ガンダムはすごく古い感じがするけど、世代なの?
公哉:はい、そうですね、けど、ガンダムは(初回)テレビ放送が1979年なので。なので、僕はライブじゃないですけど。
STG:ガンダムは、どういうところが面白いの?
公哉:えーっと……。
STG:かっこいい?
公哉:かっこいいですし、なんというんですかね、人の可能性とかをすごく描いているので、観てて感動しますし。一応今まで全シリーズ観てて。
STG:ほー!
公哉:オタクなんです。
STG:そうなんですか(笑)。
公哉:F1も昔の、80年代からですね。ジル・ヴィルヌーブとか、全年のF1総集編を全部観て……おぁ……!(ここで、またもなぜか取材場所に置いてあったガンダムのフィギュアの登場に驚く公哉。)
STG:ガンダムだけが好き?
公哉:いえ、他にも、ヱヴァンゲリヲンとかも。マンガがすごい好きなので。
STG:ゲームとかはやらないの?
公哉:PSP(ソニー製のポータブルゲームプレーヤー)とかで、『ギレンの野望(ガンダムのシミュレーション・ゲーム)』というゲームを。自分をコントロールして、コントロールというのは、資金とか資源とか全部自分で(やりくりして)、結構リアルな戦略ゲームです。
STG:グランツーリスモ(レースゲーム)とかはよくやる?
公哉:グランツーリスモは、僕自分で運転せずにチームマネージャーモードを。たまに運転するんですけど。そっち(運転)のはあんまり……。
STG:東京バーチャルサーキット(レーシング・シミュレーター)はやったことある?
公哉:いえ。
STG:ああいうのはあんまり興味は無い?
公哉:興味はあります。去年はドイツF3のときも、チームがシミュレーターを持っていて、シミュレーターを1年間みっちりやっていたので。ためになったと思いますし、とくに初めてのサーキットに対して、インフォメーションの量がすごいと思って。
STG:私がやったときは、10分くらいで汗びっしょりになった。
公哉:面白いですよね、シミュレーターなのに、すごく汗かくんですよね。
心はすっかりガンダムのフィギュアに向かってしまった佐藤公哉であった。(終わり)