ウェーバーは、再びトヨタと”対決”!?
デビューの2002年オーストラリア。ミナルディのコクピットでコースインを待つM.ウェバー。前はF.マッサのザウバー。
マーク・ウェバーが今シーズンいっぱいでF1を去ることになった。来年は、ポルシェが計画しているルマン24時間を中心とするWEC(世界耐久選手権)に仕事場を換える。
M.ウェバーは、2002年にF1にデビュー、2013年代8戦イギリスGPは206戦目のF1GP。これまでに、ポールポジション11回、優勝9回を記録している。
デビュー戦、ウェーバーのピットはトヨタの隣。
M.ウェバーのデビューは、当時は、母国オーストラリアGPだったが、そこは、トヨタF1のデビューの舞台でもあった。ミナルディに乗るM.ウェバーは、トヨタのミカ・サロと終盤5位争いを展開し、サロのスピンで、優勝したM.シューマッハの2周遅れながら、ミナルディに貴重な5位入賞をプレゼントした。
その”因縁の”トヨタは、現在ルマン24時間を中心とするWECで、アウディとともに中心的な存在だが、M.ウェバーの乗るポルシェは、ルマンでアウディ以上の分厚い歴史を刻んでいる。
ちょうどひと回りした丑年の2013年、レッドブル(赤い牛)から離れてシュツットガルト(ポルシェの本拠地であり、シュツットは馬の意)に乗るM.ウェバーの新たな職場が注目される。
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[STINGER]山口正己