STINGER レーシングナビ 7月22日号
MotoGP第9戦予選/L・オルドネスがSGTデビュー/鈴鹿で2014年型SGTマシン公開
【 レース 】
◆[MotoGP] 第9戦アメリカ予選、S・ブラドルが初ポール・ポジション獲得◆
7月20日(土)、MotoGP第9戦の予選が、アメリカのカリフォルニア州モントレーにあるマツダ・レースウェイ・ラグナセカで開催された。
予選はホンダが好調な走りをみせ、ステファン・ブラドルが、トップタイムである1分21秒176を記録して初のポール・ポジションを獲得した。
さらにマルク・マルケスが僅差で2番手を獲得、またアルバロ・バウティスタも一気にタイムを更新して3番手に浮上し、ホンダ勢がフロントローを独占する活躍を見せた。
ホンダのフロントロー独占は、2011年のマレーシア以来で、決勝でも2年ぶりの表彰台独占が期待される。
第9戦アメリカ 予選リザルト
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
1 | 6 | ステファン・ブラドル | ホンダ | 1:21.176 |
2 | 93 | マルク・マルケス | ホンダ | 1:21.193 |
3 | 19 | アルバロ・バウティスタ | ホンダ | 1:21.373 |
4 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 1:21.418 |
出場ライダー:25人
決勝情報はこちら。
Photo by Bridgestone Corporation.
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◆ルーカス・オルドネスがSUPER GT合同テストでデビュー◆
7月19日(金)、鈴鹿サーキットで8月17日(土)、18日(日)に開催するスーパーGT伝統の鈴鹿1000kmを見据えた合同テストが行われた。
今回、日産と人気ドライビング・ゲーム、グランツーリスモによる育成プログラムであるGTアカデミーの初代勝者であるルーカス・オルドネスがSUPER GTにデビューした。
GT300クラスのS Road NDDP GT-Rの第3ドライバーであるオルドネスは、初走行の鈴鹿で2ラップのアタックで2分4秒台を記録した。
さらに、午後のアタックでは各セクターでチーム最速タイムを記録する走りを見せたが、他車に引っかかたうえ、その後セッションが中断されるという満足なアタックができない状況のなか、2分4秒509を記録した。
チームメイトの星野一樹のタイムが2分1秒866だったのに対し、オルドネスは初の鈴鹿にも関わらず、決して引けをとらないもので、8月の決勝での走りが期待される結果となった。
■ルーカス・オルドネス
「本物の鈴鹿サーキットを初めて走行して、1周目は興奮したよ。ここはゲームで数えきれないぐらい走った。たぶん1000ラップ以上走っていると思う。コースはバーチャルの世界とほとんど同じだったよ。でもリアルの世界はとても暑かったよ。ヨーロッパは涼しいから、この暑さとの戦いは重要な問題だね。でもGT-Rのエアコンシステムはとても優れていて、役に立ってるよ」。
「鈴鹿サーキットは世界で一番好きなコースなんだ。ハイスピードコーナーとスローコーナー、様々なコーナーが組み合わされている。特に1コーナーはすごいよね。130Rは想像以上に速いコーナーだったし、とてもチャレンジングなコースだよ。これからチームと協力し合っててポッカサッポロ 1000km当日の作戦を立てていく。本番が今から楽しみだよ」。
Photo by 日産自動車株式会社
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◆鈴鹿1000kmで2014年型 GT500マシンのデモ走行が決定◆
鈴鹿サーキットで8月17日(土)、18日(日)に開催するスーパーGT第5戦、”ポッカサッポロ 1000kmレース”で、2014年型のGT500マシンのデモ走行が決定した。
スーパーGTは来年、2014年よりGT500クラスにDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)と共通のレギュレーションの導入が決定したことにより、トヨタ、ニッサン、ホンダの3メーカーは新型車両を開発していた。
今回のデモ走行では、3メーカーの新型車両が登場し、決勝日にデモ走行と、来シーズンのマシンの全容が披露されることとなる。
デモ走行は8月18日の午前11時ごろから約10分間を予定しており、詳細は今後発表される予定となっている。
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