フェラーリ、クラッシュ後に見せた周到な準備!!
さすがフェラーリF1チーム。可夢偉は、もう1台用意されていたF60で、即座に走行した。Photo by Ferrari S.p.A
モスクワで行なわれたデモンストレーションランで、小林可夢偉のフェラーリF1がクラッシュしたが、状況は以下のようなものだった。
午前中の雨が、可夢偉がインスタレーションを始める前に止み、一度目の走行までは路面も乾いてきていたものの、2回目の走行を始める直前から、再び雨が強くなり、滑りやすくなった濡れた路面でバンプに乗って、進路が右に流れて、進行方向右のバリアにクラッシュした。
バリアに接触した場所は、ストレート部分で、ウォール対して斜めに当たったことで、可夢偉に怪我はなく、マシンはフロント部分を大きく壊したが、チームは即座にもう1台用意してあったF60(2009年のマシン。クラッンシュしたのも同型)を用意して、可夢偉を送り出した。
イベントを終えた可夢偉は、「雨が酷くなって、非常に滑りやすい状況で、こんな事態になってしまったけれど、数分後にもう一度走れるように準備してくれたチームに感謝したいです」とコメントした。
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