可夢偉、「目標は可能な限り早くF1に戻ること」
「今できることは、GTレースで全力を尽くすこと」と可夢偉。
21日(日)にロシアの首都モスクワでデモランをおこなった小林可夢偉は、フェラーリ公式サイトに対して、目標は現在もF1に復帰することだと語った。
◆小林可夢偉
「僕にとって、今年はいつもとは違う年です」。
「どこでも走らないことよりも、458GT(可夢偉のチームのマシン)でレースに出るという、フェラーリとの新しい冒険を選びました。FIA WEC(世界耐久選手権)で僕らはベストを尽くせるだけの基盤がありますし、あと6レースあるので、もし僕らがマシンを改善できれば、僕らはまだタイトルを獲れる可能性があります。個人的には、ツーリング・カーのレースは今年が初めてでしたし、いい印象を持ってもらえてると思ってます。チームメイトは、このレースで10年選手のトニ・ヴィランダーで、彼はすごく力強いです」。
「現在のF1には、トラックでのパフォーマンスよりも、いくら持ち込めるのかを判断基準にしてドライバーを選ぶチームがたくさんあります。僕の目標は、成功するためにハードワークをこなしてますし、可能な限り早くF1に戻ることなので、この状況が変わって欲しいですね。そのあいだ、僕にできることはフェラーリのために、今回のイベントみたいにGTレースで全力を尽くすことか、彼らの要請でマシンを改善するために、シミュレーターに乗ることです」。
「ロシアの街にはすごく感動しましたよ。それから、F1に対する熱意をたくさん感じられたのもよかったです。本物のレーシング・カーを見たいっていうパッションと想いが強かったんです。来年、ロシアが初めてのグランプリをやるのが本当に楽しみです」。
Photo by Ferrari S.p.A
【翻訳:STINGER】