STINGER レーシングナビ8月5日号
INDY第14戦予選/SF第4戦もてぎ予選、決勝/WTCC第8戦アルゼンチン予選
【 レース 】
◆[INDY] 第14戦予選、ハンターレイがポール・ポジション、琢磨は16番手◆
8月3日(土)、米国オハイオ州のミッドオハイオ・スポーツカー・コースでインディカー・シリーズ第14戦の予選が開催された。
夏休みシーズンということもあり、サーキットには家族連れを含む多くのファンが詰め掛けた。
3ステージ制で行われた予選は、6人のドライバーが最終ステージで白熱のアタックを繰り広げ、ライアン・ハンターレイが1分5秒3519を記録し、ポール・ポジションを獲得した。
2番手はウィル・パワーが入り、3番手にはスコット・ディクソンが入った。
一昨年のミッドオハイオで4位入賞した佐藤琢磨は、金曜日のプラクティスでギアボックスにトラブルが発生。さらに予選前のプラクティスでコースアウトした車両により、十分な走り込みができず、マシン・セッティングを仕上げることができなかった。
加えて予選でのルーキー・ドライバーが引き起こしたアクシデントにより、アタック時間が大きく削られてしまい、これらが大きく影響して、佐藤は16番手に沈んでしまった。
第14戦ミッドオハイオ 予選リザルト
順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
1 | ライアン・ハンターレイ | Andretti Autosport / シボレー | 1:05.3519 |
2 | ウィル・パワー | Team Penske / シボレー | 1:05.5359 |
3 | スコット・ディクソン | Chip Ganassi Racing / ホンダ | 1:05.7051 |
14 | セバスチャン・ブルデー | Dragon Racing / シボレー | 1:06.1856 |
16 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | 1:06.1989 |
出場ドライバー:24人
決勝情報はこちら。
Photo by Bret Kelley
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◆[スーパー・フォーミュラ]第4戦予選、中嶋一貴がポール・ポジション獲得◆
8月3日(土)、スーパー・フォーミュラ・シリーズ第4戦、ツインリンクもてぎ大会の予選が開催された。
予選は中嶋一貴とロイック・デュバルが快走。2人ともコース・レコードを塗り替える走りを見せたが、中嶋が1分32秒839を記録し、僅差でポール・ポジションを獲得した。
さらに2番手のロイック・デュバルもこれまでのコースレコードを破る1分32秒983で続き、3番手にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが入った。
第4戦もてぎ 予選リザルト
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム |
1 | 1 | 中嶋一貴 | トヨタ | 1:32.839 |
2 | 8 | ロイック・デュバル | トヨタ | 1:32.983 |
3 | 19 | J.P.デ・オリベイラ | トヨタ | 1:33.038 |
出場ドライバー:19人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆[スーパー・フォーミュラ]第4戦決勝、中嶋一貴がポール・トゥ・ウィン◆
8月4日(日)、スーパー・フォーミュラ・シリーズ第4戦、ツインリンクもてぎ大会の決勝レースが開催された。
もてぎのロードコースで開催された決勝は、ポール・ポジション・スタートの中嶋一貴が圧倒的な速さを見せた。
中嶋は常にハイペースでレースをリードし、一度もトップを譲ることはなくフィニッシュまで走りきり、今季初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。
さらに、2位にチームメイトのアンドレ・ロッテラーも僅差で続き、ペトロナス・チーム・トムスが1-2フィニッシュを達成。また、ロッテラーはシリーズランキングトップを堅持した。
3位はロイック・デュバルが獲得し、表彰台をトヨタエンジンが独占した。
次戦、第5戦は韓国、インジェ大会がキャンセルとなったため、代替レースなどが決定次第、発表される。
第4戦もてぎ 予選リザルト
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム/差 |
1 | 1 | 中嶋一貴 | トヨタ | 1:24:17.917 |
2 | 2 | アンドレ・ロッテラー | トヨタ | +1.812 |
3 | 8 | ロイック・デュバル | トヨタ | +7.422 |
出場ドライバー:19人
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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◆[WTCC] 第8戦予選、ノルベルト・ミケリスが予選3番手に食い込む◆
8月3日(土)、アルゼンチンのアルゼンチン・アウトドローモ・テルマス・デ・リオオンドで世界ツーリングカー選手権(WTCC)第8戦の予選が開催された。
WTCCがアルゼンチンで開催されるのは今回が初となる。
予選はシボレーのイヴァン・ミュラーがポール・ポジションを獲得し、さらにマルーシア・F1・チームのマックス・チルトンの兄のトム・チルトンが2番手につけてシボレーの1-2体制となった。
ホンダはゼングー・モータースポーツのノルベルト・ミケリスが快走して3番手に食い込んだ。
一方、カストロール・ホンダのガブリエーレ・タルクィーニは、エンジンにミスファイアが発生し、予選Q1の前半を修復に費やした。
その後、復帰したタルクィーニは無事に予選Q2に進出し、ミケリスに続いて4番手に入った。
また、ティアゴ・モンテイロは、レース2でのグリッドポジションを考慮して途中でアタックを止め、予選7番手となった。
第8戦 アルゼンチン予選リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム |
1 | イヴァン・ミュラー | シボレー | 1:47.920 |
2 | トム・チルトン | シボレー | 1:48.423 |
3 | ノルベルト・ミケリス | ホンダ | 1:48.855 |
4 | ガブリエーレ・タルクィーニ | ホンダ | 1:48.919 |
7 | ティアゴ・モンテイロ | ホンダ | 1:49.177 |
決勝情報はこちら。
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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◆[WRC] 第8戦 ラリー・フィンランド◆
8月1日(木)から3日(日)にかけて、WRC第8戦がフィンランドで開催された。
第8戦は、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ / ジュリアン・イングラシアが優勝。
2位はフォードのティエリー・ヌービル / ニコラス・ジルソワが獲得、3位もフォードのマッズ・オストベルグ / ヨナス・アンダーソンが獲得した。
次戦、第9戦は8月22日(木)から25日(日)にかけて、ドイツで開催される。
第7戦 ラリー・イタリア リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
1 | S・オジェ / J・イングラシア | VW ポロR | 2:43:10.4 |
2 | T・ヌービル / N・ジルソワ | フィエスタRS | +36.6 |
3 | M・オストベルグ / J・アンダーソン | フィエスタRS | +57.6 |
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◆伊沢拓也、WTCC日本ラウンドにスポット参戦◆
ホンダは、SUPER GTとスーパー・フォーミュラに参戦中の伊沢拓也が、9月22日に鈴鹿サーキットで開催されるFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)の日本ラウンドへの参戦が決定したと発表した。Honda Racing Team JASよりスポット参戦することを発表した。
伊沢はHonda Racing Team JASよりスポット参戦する。
■伊沢拓也
「WTCCという大舞台で、ドライブするチャンスを与えてくれたホンダをはじめ、関係者の皆様に大変感謝しています。昨年、ポルトガルで行われたテストに参加しましたが、非常にプロフェッショナルなスタッフが揃っていて、今回の参戦においても、大変心強い味方になってくれると思います」。
「ホンダのドライバーは、F1をはじめ数々の世界選手権で経験を積んだタルクィーニ選手やモンテイロ選手、そして新鋭のミケリス選手と、ベテランから若手までが幅広く活躍しています。彼らをはじめ、世界選手権で競い合うドライバーたちと同じ土俵でレースに挑むことは、私自身のさらなる成長に繋がると確信しています」。
「非常にハイレベルなシリーズであり、上位に食い込むことは簡単ではありませんが、今回、私を育ててくれた鈴鹿サーキットで世界選手権に挑戦することは、私のキャリアの大きな1ページとなります。鈴鹿ではチャレンジングなレースをしたいと思います。ぜひ、応援に来てください」。
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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◆ピレリ、2014年から世界ラリー選手権へ復帰◆
ピレリは8月2日(金)、2014年に世界ラリー選手権(WRC)へ復帰し、タイヤの供給を行うと発表した。
ピレリは、単独タイヤサプライヤーとしての2008年から2010年シーズンまでWRCに供給を行い、4年ぶりに復帰することになった。
新しいラリータイヤのテストは今年一杯続く予定で、ターマック用のP Zeroとグラベル用Scorpionを開発する。
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◆ツーアンドフォー、AXCR2013に参戦◆
ツーアンドフォー・モータースポーツは、8月10日(土)から16日(金)にタイ-ラオスで開催されるFEDERAL-FLEX ASIA CROSS COUNTRY RALLY(AXCR)2013に参戦する。
参戦車両は史上初のEV車両となる、「三菱アウトランダーPHEV」を持ち込み、クロスカントリーラリーの完走を目指す。
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