STINGER レーシングナビ 8月19日号
SGT、鈴鹿1000km予選、決勝/MotoGP第10戦予選、ホンダ、NSX GT500マシン公開
◆[スーパーGT] 第5戦 鈴鹿予選、MOTUL AUTECH GT-Rがポール獲得◆
MOTUL AUTECH GT-R、開幕戦の岡山での走行シーン
スーパーGT 第5戦「第42回インターナショナル・ポッカサッポロ1000kmレース」の予選が8月17日(土)、鈴鹿サーキットで開催された。
ノックアウト方式で行われた予選は、GT500クラスでMOTUL AUTECH GT-R、柳田真孝 / ロニー・クインタレッリ組がポール・ポジションを獲得した。予選Q2でクインタレッリとウイダー モデューロ HSV-010の山本尚貴がお互いのタイムを塗り替えるアタック合戦を繰り広げた。
最終的にクインタレッリが1分52秒157を記録し、このタイムを山本は上回ることは出来ず、GT-Rのポール・ポジションとなった。2番手はHSV-010となり、3番手はPETRONAS TOM’S SC430が獲得した。
GT300クラスは、SUBARU BRZ R&D SPORTの佐々木孝太が2戦連続のコースレコード更新し、唯一の2分1秒台となる2分01秒693でポール・ポジションを獲得した。
第5戦鈴鹿 予選リザルト
GT500 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム |
1 | MOTUL AUTECH GT-R | 柳田 / クインタレッリ | 1:52.157 |
2 | ウイダー モデューロ HSV-010 | 山本 / マコヴィッキィ | 1:52.359 |
3 | PETRONAS TOM’S SC430 | 中嶋 / ロシター | 1:52.440 |
出場マシン:15台
GT300 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム |
1 | SUBARU BRZ R&D SPORT | 山野 / 佐々木 / 井口 | 2:01.693 |
2 | S Road NDDP GT-R | 星野 / 佐々木 / オルドネス | 2:02.475 |
3 | Exe Aston Martin | 加納 / 安岡 / 阪口 | 2:02.680 |
出場マシン:23台
Photo by 日産自動車株式会社
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◆[スーパーGT] 第5戦 鈴鹿決勝、ウイダー モデューロ HSV-010が初優勝◆
第42回インターナショナル・ポッカサッポロ1000kmレースの決勝が8月18日(土)、鈴鹿で開催された。
レースは序盤、MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが好スタートを切ってトップを快走し、各車がGT-Rに続いた。
クインタレッリはファステスト・ラップを連発しながら首位をキープし、これにウイダー モデューロ HSV-010の山本尚貴が徐々にペースを上げて迫った。
そして山本がクインタレッリをパスして首位を奪取すると、クインタレッリはペースがあがらず、PETRONAS TOM’S SC430にパスされて後退してしまった。
山本は首位をキープしたまま35周目にピットインし、フレデリック・マコヴィッキィへ交代。トップで復帰すると、マコヴィッキィはファステスト・ラップを記録するなど、リードを広げていった。
しかし、66周目にGT300マシンがバースト、さらに出火したためセーフティ・カーが導入された。この間にGT500、GT300と隊列が整理されたため、この時のピットインのタイミングが明暗を分けることになった。
73周目のリスタート後、REITO MOLA GT-Rの本山哲が首位に立ち、2位にはクインタレッリが浮上。3位にマコヴィッキィが続いた。
ところが、早めのピットインがセーフティ・カー規定違反として本山を含む3台に90秒のペナルティーが科せられることになり、再びクインタレッリが首位に、2位にHSV-010の山本が続くことになった。
2台は終盤まで激しい首位争いを展開し、テール・トゥ・ノーズの激戦の末、ウイダー モデューロ HSV-010、山本が逃げ切り初優勝を飾った。
2位はMOTUL AUTECH GT-Rの柳田真孝が入り、3位にはPETRONAS TOM’S SC430の中嶋一貴が獲得した。
GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORT、山野哲也 / 佐々木孝太 / 井口卓人組が、決勝でも快走。BRZの初優勝を達成した。
第5戦鈴鹿 決勝リザルト
GT500 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | ウイダー モデューロ HSV-010 | 山本 / マコヴィッキィ | 5:55’04.565 |
2 | MOTUL AUTECH GT-R | 柳田 / クインタレッリ | +14.801 |
3 | PETRONAS TOM’S SC430 | 中嶋 / ロシター | +51.556 |
出場マシン:15台
GT300 | |||
順位 | マシン | ドライバー | タイム/差 |
1 | SUBARU BRZ R&D SPORT | 山野 / 佐々木 / 井口 | 5:56’53.547 |
2 | OKINAWA-IMP SLS | 竹内 / 土屋 / 蒲生 | +1Laps |
3 | LEON SLS | 黒澤 / 黒澤 / 中谷 | +1Laps |
出場マシン:23台
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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◆[MotoGP] 第10戦予選、マルケスが今季4度目のポール・ポジション◆
8月17日(土)、アメリカ、インディアナポリス・モータースピードウェイでMotoGP第10戦の予選が開催された。
予選はホンダのマルク・マルケスがポール・ポジションを獲得した。
マルケスはフリー走行から好調な走りをみせ、予選では昨年にダニ・ペドロサがマークしたサーキット・ベストタイムを、約1秒短縮する1分37秒958を記録。
他を圧倒する速さでポール・ポジションを獲得した。
そしてヤマハのホルヘ・ロレンソが1分38秒471で2番手に入り、3番手はホンダのチームメイト、ペドロサが獲得した。
第10戦 インディアナポリス予選
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
1 | 93 | マルク・マルケス | ホンダ | 1:37.958 |
2 | 99 | ホルヘ・ロレンソ | ヤマハ | 1:38.471 |
3 | 26 | ダニ・ペドロサ | ホンダ | 1:38.485 |
9 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 1:39.356 |
出場ライダー:27人
決勝情報はこちら。
Photo by Bridgestone Corporation.
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◆ホンダ、2014年型NSX CONCEPT‐GTを初公開◆
ホンダは8月16日(金)、2014年のスーパーGT、GT500クラスに参戦予定の「NSX CONCEPT-GT」を鈴鹿サーキットで初公開した。
NSX CONCEPT-GTは、新型NSXコンセプトをベースとしたレース専用車両で、2014年GT500車両規則に準拠。
パワーユニットはレース専用に新開発した2.0L 直列4気筒直噴ターボエンジンをミッドシップに配置し、レーシング・ハイブリッド・システムを搭載する。
2014年のGT500クラスはドイツツーリングカー選手権(DTM)のレギュレーションとも共通化されたレギュレーションのため、ボディワークはさながらDTMマシンのように仕上げられている。
Photo by Honda Motor Co., Ltd.
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◆トヨタ、2014年型LEXUS LF-CCレース車両を公開◆
レクサス・レーシングは8月16日(金)、2014年のスーパーGT、GT500クラスにLEXUS SC430に替えて参戦する新型レース車両を鈴鹿サーキットで初公開した。
2012年9月パリモーターショーで発表した2ドアクーペコンセプトのレクサスLF-CCをベースに、2014年のスーパーGT、GT500クラスに合致させたマシンとなっている。
Photo by TOYOTA MOTORSPORTS
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