STINGER レーシングナビ 9月2日号
INDY第16戦予選/MotoGP第12戦予選、決勝
【 レース 】
◆[INDY] 第16戦予選、ディクソンがポール･ポジション。佐藤琢磨は10番手◆
8月31日（土）、米国ボルチモアのロードコースでインディカー･シリーズ第16戦の予選が行われた。
予選はスコット･ディクソンがファイナル･ステージのアタックで1分18秒0838という最速ラップを記録し、今季2度目のポール･ポジションを獲得した。
続く2番手は全大会で優勝を飾ったウィル･パワーが僅差の1分18秒1171で入り、3番手はシモン･パジェノーとなった。
佐藤琢磨は、予選前のプラクティスでブレーキにトラブルが発生し、マシン･セッティングが思うように進められなかった。
しかし、予選ではトラブルは解消され、予選第2ステージに進出した。しかし、第2ステージではアタックラップに入ったところで赤旗となり、これが影響して予選10番手となった。
第16戦ボルチモア 予選リザルト
| 順位 | ドライバー | チーム / エンジン | タイム |
| 1 | スコット･ディクソン | Chip Ganassi Racing / ホンダ | 1:18.0838 |
| 2 | ウィル･パワー | Team Penske / シボレー | 1:18.1171 |
| 3 | シモン･パジェノー | S･H･Motorsports / ホンダ | 1:18.4307 |
| 10 | 佐藤琢磨 | A.J.Foyt Racing / ホンダ | 1:19.2216 |
| 24 | セバスチャン･ブルデー | Dragon Racing / シボレー | タイム無 |
出場ドライバー:24人
決勝情報はこちら
Photo by John Cote
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[MotoGP] 第12戦イギリス予選、M･マルケスが5度目のポール･ポジション◆
8月31日（土）、イギリスのシルバーストンでMotoGP第12戦の予選が行われた。
予選はホンダのマルク･マルケスと、ヤマハのホルヘ･ロレンソによるポール･ポジション争いとなった。
2人とも圧倒的な走りをみせ、ロレンソが2分00秒819でポール･ポジションを獲得したかと思われた。しかし、マルケスがこの記録を更新する2分00秒691で逆転。
このタイムは破られずにマルケスがポール･ポジションを獲得。2番手にロレンソ、3番手にヤマハのカル･クラッチローとなった。
第12戦 イギリス予選
| 順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
| 1 | 93 | マルク･マルケス | ホンダ | 2:00.691 |
| 2 | 99 | ホルヘ･ロレンソ | ヤマハ | 2:00.819 |
| 3 | 35 | カル･クラッチロー | ヤマハ | 2:01.425 |
| 6 | 46 | バレンティーノ･ロッシ | ヤマハ | 2:02.109 |
出場ライダー:25人
Photo by Bridgestone Corporation.
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆[MotoGP] 第12戦イギリス決勝、J･ロレンソが激戦を制して優勝◆
9月1日（日）、イギリスのシルバーストンでMotoGP第12戦の決勝レースが行われた。
レースはホンダのマルク･マルケスと、ヤマハのホルヘ･ロレンソの一騎打ちとなり、2人は最終ラップまで激しいバトルを展開した。
レースも残り3周までとゴールが迫ったクライマックスで、2人は共に抜きあいを見せたが、最終ラップにロレンソがさらに抜き返し、見事優勝を飾った。
マルケスは僅差まで迫るも、僅かに及ばず2位でフィニッシュ。3位はホンダのダニ･ペドロサが入った。
次戦、第13戦は9月13日（金）から15日（日）にサンマリノで開催される。
第12戦 イギリス決勝
| 順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
| 1 | 93 | マルク･マルケス | ホンダ | 40’52.515 |
| 2 | 99 | ホルヘ･ロレンソ | ヤマハ | +0.081 |
| 3 | 26 | ダニ･ペドロサ | ホンダ | +1.551 |
| 4 | 46 | バレンティーノ･ロッシ | ヤマハ | +13.233 |
出場ライダー:23人
Photo by Bridgestone Corporation.
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆マセラティ トロフェオ MC ワールドシリーズ第4戦が開催◆
8月24日（土）、25日（日）にマセラティのワンメイク･レース、マセラティ トロフェオ MC ワールドシリーズの第4戦が米国のソノマ･レースウェイで開催された。
3レース制で行われた第4戦は、第1、第2レースを、ベルギー出身のレナード･クッペンスが安定した強さを見せて連勝。第3レースは50分の耐久で行われ、アンジェ･バルドが優勝した。
シリーズは米国に続いて11月に中国、上海で開催され、その後12月にアブダビで最終ラウンドを迎える。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
◆日産、Nissan ZEOD RCの初走行を9月上旬に予定◆
日産は、Nissan ZEOD RCのシャシー第1号の完成を目前に控えており、9月上旬に英国で初のサーキット走行テストを行う予定となっている。
既にカーボンファイバー製のボディは完成しており、製作は順調に進んでいる。またルーカス･オルドネスがテスト･ドライバーに就任し、オルドネスは来週に専用シートの型取りを行うために、初めて実車に乗り込むこととなる。
Nissan ZEOD RCのサーキットでの初走行は完全な電動モード走行で行われ、日産は車両の開発を通じて来年のル･マンに向けたパワートレインのパッケージを決定するため、開発中にいくつかの電動パワートレインをテストすることになる。
[STINGER]
